知ってしまった色
黒茶
第1話
彼氏いない歴=年齢。
チビで眼鏡でニキビ肌。
アニメ好きのフリーターでおまけに腐女子。
それは私、亀田若葉のことだ。
昔から恋愛には一切興味がなかった。
大人になった今でもそうだ。バイトを終えたら真っ直ぐ帰宅する。…たまにアニメショップに寄り道するが。
バイトを幾つか掛け持ちすればそれなりの稼ぎにはなる。
将来性がないし不安定だが、恋愛なんてしなくても日々充実している。
それに、友達がいないわけではない。
SNSで趣味の合う人を見つけて、一緒にイベントに参加することもある。
最近は、繁華街の中のハッピーマートというコンビニでバイトをしている。
賑やかな場所は本当は苦手なのだが、帰り道に春脇書店があるのでここを選んだ。
今日もバイト…というより、毎日何かしらのバイトをしている。
そろそろちゃんとした職に就かなければ。
そんなことを考えながら、私はコンビニまでの道をぼんやり歩いていた。
知ってしまった色 黒茶 @_BlackTea
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。知ってしまった色の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます