覚醒者に復讐された勇者だけど‥‥やられっぱなしなわけあるか!!
伊佐波瑞希
第1話
なぜだ!!なぜだなせだなせだなぜなんだ!!
俺は今自身がおかれた状況に困惑していた‥‥
俺の回りには今まで信頼し共に歩んできた仲間達、勇者である俺にふさわしい才能と力を持った剣士に魔術師、そして聖女
皆俺を慕い、仲間であるし最愛の恋人達、それが今全員目の前に立つ男の横で笑顔を振り撒いていた。
男の顔には見覚えがあった
元々俺の仲間である三人は俺を除いて皆同じ村出身、小さい頃から仲が良く、その三人にはもう一人幼馴染みの男がいた、いつまでも4人仲良く暮らしていこうと笑いあった4人、だが10歳を境に教会で受ける祝福で4人にの人生は変わった、三人はレアスキルを神から受けとるもただ一人、彼だけは底辺職(スキルは忘れたが)を授かった。レアスキルを授かった三人は彼に再会の約束をしそのまま王都に連れてこられ、勇者である俺と引き合わされた。
そして俺達は厳しい修行の中互いに助け合い段々と信頼を積みかせねそして恋仲にまでなった。
だが、彼女達の中には常に彼がいたらしく、彼と再会する事なく俺と恋仲になったことが後ろめたいと溢した。そこで俺は彼女達の憂いが少しでも緩和されるならと彼女達が昔住んでいた村に行くことにした。もちろん俺も着いていったさ!!そして村で歓待を受けた俺達、順調順調!!そう思った時に事が起こった
祝会、中ほどになった際に彼が現れた。
俺達を歓迎していた村人達は彼を見るなり気まずいのか黙り込み場がシーンと静まり出した。
そして始まる彼と彼女達のやり取り、何故か俺が彼女達を彼から奪ったように話が進み、彼女達も売り言葉に買い言葉のように彼を罵り始め俺を持ち上げる。そして彼は俺に決闘を持ちかけてきた。最初は拒否したけど、しつこくて‥‥仕方なく戦いました、
そして
瞬殺したよ?だって弱かったし?急に悪者扱いに俺の彼女達を侮辱されて内心穏やかじゃなかったさ
そして彼とはギクシャクしたまま別れることになったが彼女達はすっきりした顔でいたので良しとした。
風の噂で彼が村から居なくなったと聞いたが俺達にはもう関係ないだろうと気にしなかった。
それから一年ぐらい経っただろうか?
魔王が出現した。
俺達は所属している国の命令で地方で暴れる四天王の一人を倒しに出陣した。
結果は惨敗だった。
俺達の攻撃は全て通用せずズタボロにされ最終的には殺す価値無しと見逃された。その一戦から回りからの俺達に対する風当たりが強くなった。やれ、弱いだの、見た目だけか?と悪意に晒された。だが俺達は諦めなかった。神殿に眠る聖剣を求めて旅に出、そして苦難を乗り越え聖剣の祭ってある部屋に着くと‥‥聖剣はなかった。それだけじゃない聖盾も伝説の鎧も全て安置されていた場所にはなかった。
おかしい‥‥まかさ魔王軍が先回りしているか?
だがそれはない、聖具が安置されている神殿は結界が張られており魔族や悪意のある者は入れないし聖具を使用できるのは勇者のみのはずだ、つまり俺以外に聖具に触れることもましてや持ち去ることなんかできないはず、
だが、そんなこと悩む暇はなかった
魔王軍が本格的に動きだし近隣の町や村を荒し始めたのだ。
俺達はできる限りの準備をして向かった
だが、一番攻撃力があるはずの俺の装備が整わないばかりに決定打にかけ、辛勝や敗走が続いた。そのせいで回りからの評価はどんどん落ち、風当たりもどんどんきつくなった。
そんな中、ある冒険者が四天王の一人を倒したという情報が世界を駆け巡った。その冒険者を勧誘もしくは何かしらの助言を貰おうと俺達はその冒険者がホームを置いている町に向かった。
そこで俺達が尋ねた人物は‥‥もう想像できるよね?
そう、彼だった、
前に会った時よりも顔つきや体つきががっしりしており一瞬誰か分からなかった。
そして彼に会うこと俺達いや、俺の回りの環境は激変した‥‥
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます