転移して若返った男の異世界冒険日誌
松狼
ープロローグー
ー此処は何処だ?ー
俺(松風一馬 52歳)は、目が覚めて真っ白な空間に1人立っていた。
辺りを見渡すと白くて丸テーブルと2つの椅子があり、内1つの椅子に人が座っている。
椅子に座っている人は、女性で25歳ぐらいの年齢で金色のロングヘアーで金色の目をしてスレンダー体型をしている。
俺は女性のいる方向に歩いて行き尋ねた。
「すいません。此処は何処でしょうか?」
座っている女性は微笑みながら、俺の質問に答えた。
『貴方は不慮の事故で死んで、此処に来ていただきましたのよ。この場所は神の領域と言い、普段は死んだ人が此処に来る事が出来ないのよ。
今回は特例として貴方を此処に呼んだ訳ですよ。』
ー俺は死んで此処に来たのか?ー
そこで俺は更に質問をした。
「俺は死んだのか? 不慮の事故って内容を教えて欲しいのだが?」
『先ずは私の名前を。 私はアフロディーテ。
貴方がいた別の世界の創造神ですわよ。
出来たら女神あ~ちゃんと言ってくれたら嬉しいよん。』
ー女神あ~ちゃん? この女神はおバカなのか? 俺はおバカ女神あ~ちゃんを見た。ー
そして、おバカ女神あ~ちゃんは話しを続けた。
『貴方はバスに乗って病院に行く途中に、側面から猛スピード出した大型トラックに衝突事故で死んだのよ。』
ー成る程、段々と思い出した。ー
松風一馬(52歳)は、2年前病気により勤めていた会社を辞めて、午前中のみアルバイトして生活保護を受けて生活していた。両親は既に死んで一人暮らしをしていた。死んだ日は定期的に病院に行く日の為、いつものバスに乗って病院に向かって行く途中で事故にあり死んでしまった。
「それでお願いと言うのは?」
『私あ~ちゃんが保護しているクレスタと言う世界に転生してクレスタを大魔王の脅威から守って欲しいのよ。転生した後、約10年程の先に大魔王が復活するのよねえ。』
ーおバカ女神あ~ちゃんから詳しい内容は、
約200年程前に勇者リオン·ラインハイトが、
大魔王ロギンズを倒した時が瀕死の状態で異界門の最奥の魔界に逃げ帰って復活すると考える日が約10年先と言われている。
勇者リオンが大魔王を倒した際に行方不明となり、リオンの子孫がいないため、8年前に新しい勇者が誕生させたが心配となり俺に勇者の盟友として転生して欲しいと言われたが?ー
「おい! あ~ちゃん。」
『何でしょうか?』
「もし、俺が転生するとしたら赤ちゃんから始めるのか?」
『もちろん! 貴族のイケメン三男に転生してもらう予定ですよ。』
ーマジでこの女神おバカだわー
「おい! そうなると転生して10歳で大魔王と戦うのか? 子供が大魔王に勝てると思っているのか? おバカ女神!」
『おバカって言わないの。め!』
あ~ちゃんはプンプンと怒って言ったのだった。半ば諦めで俺はおバカ女神あ~ちゃんに質問を続けた。
「それで、何で俺が選ばれた?」
『それは、貴方が松風一馬と言う人物の生まれる前に、つまり前世が何故か私の世界に生きていたのよ。だから貴方にお願いしたのよ。』
「俺の前世は何だったのだ?」
『それは…。 教えませんよん。』
「じゃあ。転生の件は断ろうか?」
『それはダメえええええええ!』
「じゃあ、教えろよ。」
『わかったわよ。教えるわ。実は貴方の前世は何故か知らないけど、約200年前に大魔王を倒した勇者リオン·ラインハイトだったして。』
俺はびっくりしてしまった。
「嫌だっと言ったら?」
『次の転生は別の世界でスライムになって即あの世行きですよん。』
「マジ?」
『大マジよん。』
オーマイガット(○_○)!!
スライムに一生終えたくない!
「しゃあない。わかったよ。」
『ありがとうございます。カズりん。』
ってあ~ちゃんこと女神アフロディーテは俺に抱きついた。しかし、胸が残念すぎる…。
そしてカズりんって一体‥‥‥‥。
その後、あ~ちゃんと色々相談(脅迫)して
転移する準備を行った。
結論から俺は、レオン·オーランド(15歳)として転移することに。体型は俺が死ぬ前のオデブから元勇者リオンの姿であるスマートイケメン男子に決まってホッとした。
何故か前世の記憶が俺の魂に封印されていたので解除してもらい、勇者リオンが持っていたスキルを移植してもらった。
封印されたいた理由はあ~ちゃんにもわからないらしい。
それと、転移先の身分は流石に貴族の三男と言うのは断って、放浪者としてもらった。
貴族社会ってめんどくさいので自由に動ける放浪者にしたのだ。
念のためステータス確認した。
名前 レオン=オーランド
年齢 15歳 種族 人族(HP)
レベル6000
HP 9860000
MP 12800000
攻撃=S 防御=S 体力=S
俊敏=S 器用=S 運=S
〈スキル〉
身体強化 魔法防御耐性 全異常状態無効
全属性魔法 剣技 格闘 投擲 鑑定(心眼)
サバイバル能力 クレスタの言語読み書き
鍛冶 錬金術 空間収納(容量無限)
従属術 追加で絶倫
〈称号〉魔法剣士
ー絶倫のスキルって一体?ー
「よし。これで問題ないぞ。」
『それでは貴方をクレスタに転移するね。
場所は何処が良い?』
「そうだな、中立ロイドン王国地方にある鉱石が取れる場所で。そこで錬金術を使って武器を作ってから、のんびりと近くの街に行って冒険者として活動するわ。」
『わかったよ。 じゃあそれで行くね。』
おバカあ~ちゃんこと女神アフロディーテは、無い胸からロッドを取り出しぐるぐる回しながら。
『クルクル クルリンパ! 転移ちょ!』
俺の身体が光の玉になって消えて行ったのだ。
ーやっと行ったわ。危ない危ない。
本当は、リオンの魂を封印して貴方を地球に送ったのは、邪神ローキなのよ。貴方を地球で殺した後、大魔王にする所に私が偶然見つけてクレスタに送った事、怒るでしょうね。
大魔王が出たらヨロシクね。レオンちゃん。ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺が転移した惑星「クレスタ」ほぼ地球と良く似た環境の星で、大きさは地球の3分の2である。4つの大陸があり。ローレシア大陸。
バルモント大陸。キングウッド大陸。シルベスタ大陸がある。
ローレシア大陸には、8割の部分がロシアナ帝国と残り2割りがルシエール聖国。
キングウッド大陸にはホワイトレオ獣国。
バルモント大陸にはバルモント王国。
シルベスタ大陸には、中立ロイドン王国。
俺は中立ロイドン王国の魔の森の近くにある鉱山に飛ばされた。
「さて、鉱山に着いたら鉱石を探して武器を作って、レベル調節の魔道具を作らなければな。じゃあないと目立つ!」
俺は鉱山に入って行ったのだ。
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