『小さなお話し』 その257……『ニューエイジ・ミュージック』

やましん(テンパー)

『ニューエイジ・ミュージック』


 『これは、フィクションです。大変、出来の良くない、がらくたなのですが、書いてしまったので、公開いたします。』





 宇宙ごきによる、人類の品種改良により生まれた、新人類は、極めて抜群の聴力を持っていたのである。


 それは、こうもりさんを軽く凌駕し、地球の生物の中でも、最高というようなものであります。


 したがって、彼らは、旧人類(=現生人類)の音楽などは、物足りないというか、またく、面白くない。


 当然、新しい、革新的な音楽が生まれたのである。


 楽器もそうだ。


 そうなると、もう、ベートーヴェンさんも、モーツアルトさんも、インドの複雑な音楽も、日本のあいまいな音楽も、ガムランも、すべてが、過去に追いやられたのである。


 しかし、まだ存在している、旧人類(=現生人類)には、そもそも、聞こえない音が多い。


 それは、まさに、断絶、となったのである。


 旧人類の未来は、もはや、風前の灯、大嵐しの中での、父親のおうた。(つまり、『魔王』ですな。)



 のようになったのである。




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