第7話 中国山地の超ド級ローカル線に乗るぞ!(1)

2年ぶりに更新再開します


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中国山地、陰陽連絡線、ここには人がほとんど住んでいない鉄道路線が数多く存在する。これらの路線はかつてスキー客等で30年ほど前までは大盛況を誇っていた。

しかし、今現在では一日に走る列車がたった3本という区間も存在するほどのローカル線となってしまった。


中でも、芸備線の一部区間(東城~備後落合)では営業係数が23687と日本一の赤字区間となっている。営業係数とは、100円の収益を得るために必要な費用のことである。つまり、ものすごく赤字ってこと。


このような路線は、災害などで橋が落ちたりした場合には、確実に廃止になるような路線である。なので私はこのような路線にできるだけ早く乗りたいのだ。

実際、美祢線や米坂線、津軽線は乗ろうと思ってるうちに災害で寸断されてしまった…


前置きが長くなったが旅行スタートである。


関西圏の大都会の路線を乗り継ぎ、やってきた場所は兵庫県第二の都市の中心駅である姫路駅。(姫路といえば姫路城が有名かな?)ここ姫路駅からは、中国山中を走り岡山県の新見までを結ぶ姫新線というローカル線がある。このローカル線は、大部分の区間で中国自動車道と並走しているため、利用客が多いのは姫路への通勤圏のみである。(実際のところ中国道を通る車はお世辞にも多いとは言えないが…)


姫路駅の端の方にあるホームに止まる姫新線の汽車に乗り込む。まだ2両つないでいるみたいだった。車内は関空快速と似たような座席配置であった。


軽快に姫新線を走り、播磨新宮で乗り換える。車両は同じだが、ここからは1両編成だ。いよいよローカル線の旅らしくなってきた。1両なんて都会の人は見たこともないかもしれないが、ローカル線では1両・長くて2両がデフォルトなのだ。ちなみに1両編成の電車ってのは意外に少なかったりする。


さらに進むこと30分、佐用駅でまた乗り換えだ。ここからはJR西日本のローカル線専用車両と言っても過言ではないキハ120という車両だ。この車両で典型的なワンマン放送を聞きながら進み、津山駅でまたまた乗り換える。姫新線は乗換が多いタイプのローカル線なのだ。個人的にはずっと座っているより楽しくて好きである。(座れる保証無いけれど)


津山駅から2時間ほど進み、岡山県の新見駅にようやくたどり着く。道中では横を行く高速道路の車に抜きつ抜かれつであった。このことからわかるように、姫新線はまだましな程度のローカル線なのだ。なぜこれがましなのかの理由は、後程説明するつもりである。



新見駅からは特急で一気に米子まで進み、境港線を往復し水木しげるロードを観光するなどしてから、宿泊地の松江に到着した。


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青春18きっぷでの乗りつぶし日記 すずくら @michitetsu_nara

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