太古の神々

表山一郭

第1-1話 若返り

1-1はじまりの村


未来・過去の旅を終えバルオキー村でアルドはしばしの休憩をとっていた

バルオキーの地面が揺れる。

ゴゴゴゴゴゴ

地盤が崩壊して井戸がめちゃめちゃになる。

地下水が湧き出し家が水浸しになった。


村が崩壊しているそばで

アルドは相変わらず眠っている。


(バタバタと階段を駆け上る音)

フィーネ「お兄ちゃん!!!」


アルド「んぁ??」

フィーネ「お兄ちゃん!村が!」

ベッドから飛んで起きる。


アルド「村長!!なにがおこってるんだ!?」

村長「プリズマが!!!」

村の井戸下にあったはずの土のプリズマが宙を浮いていた。


空中から女性の声

「我は原初よりこの世界を見届けるもの。今一度汝らに試練を与えん!!」


プリズマが発光する


村長・フィーネ(・・・!まぶしさのあまり目をつぶる)

アルド(・・・!まぶしさのあまり目を腕で覆う)


フィーネ「ここは・・・?」

青年「いたたた・・・・大丈夫か?みな」

アルド「・・・・誰だ?」

青年「なにをいうておる。わしじゃよ。」

フィーネ「・・・・村長?」

青年「どうした。二人とも。そんな顔しおって。」


青年が視線を下におろす。

青年「・・・・!!」


自身の髪、肌を触る


アルド「よくわかんねえけど、若返ったみたいだな。

   ここはミグランス城みたいだ。誰かいないか探してみようぜ」


階段を降り、2階の東の間にいくと隅に顔面蒼白の少年が天井を見上げて座っている。

アルド「おい?しっかりしろ」

少年「魔獣が・・・!魔獣がみんなを・・・」

アルド「なんだって?・・・・おい!しっかりしろ!」

フィーネ「お兄ちゃん。どいて!」


フィーネは少年に回復魔法を使った。


村長「ひとまず、休める場所を探そう」


アルドが少年をおぶり、村長、フィーネが後を続く。

窓が一瞬光り、黒い影がこちらを一瞬覗く。

フィーネは振り返ったがアルドたちがきづくことはなかった。

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