6:鮮明に記憶している夢と、そうでない夢の違い

夢の中には、起きてからもハッキリ覚えている夢と、忘れてしまっている夢があります。

 

その「違い」は何によるものなのか、ずっとモヤモヤ考えていたのですが、ふと気づいたことがあります。

 

それは、「夢」に対する意識が変わると、夢を覚えていられる頻度が上がるということです。

 

個人的な経験での話になりますが、夢に対する興味・好奇心が増している状態だと、夢を覚えていられることが多くなります。

 

逆に、夢に対する興味も持てないほど疲れている時には、起きた後に夢を覚えていません。

 

さらに、夢に対する意識が変わると、夢の中での自我の状態も変わってきます。

 

夢に特別な関心を持っていなかった頃、夢の中の自分はいつも「受け身」でした。

 

ただ夢の展開をそのまま受け入れ、不思議なことが起きても、特に不思議と思うこともなく流していました。

 

また、夢の中で自ら行動を起こそう・行動の選択をしようとすることもなく、夢の中で「物を考える」こともほとんど無かったように思います。

 

しかし、夢を意識するようになってからは、夢と現実との違いに違和感を抱いたり、夢の中で自ら動き、夢の展開を変えようとする、ということが度々起きるようになりました。

 

また、夢の中の景色をまじまじと「観察」し、その景色に対して感想を抱くこともあります。

 

「観察」してみると、夢の景色が自分の「記憶」の中にある景色の断片から出来ていることが分かったり、時々恐ろしいほどディテールが細かいことが分かります。

 

そして、夢の中で「観察」すればするほど、夢の記憶も鮮明に覚えていられるようになるのです。

 

現実でも、さらっと流して観るより、まじまじ観察した方が記憶に残りやすいですが、それと似たような仕組みなのかも知れません。

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