聖本物川語りが何かよく分からない君に送るルールブック

ウゴカッタン

第1話【本物川って何?】

 本物川とは? 概念である。


 本当にそれだけなんだよなあ。


 で、それ以上語る必要は無いし語る意味もあんまり無いのだが、

とりあえず必要最低限のリソースで本物川に関して語ると、

金髪碧眼ツインテの真っ赤なドレスで、アンゼンメイデンのシンクが成長したみたいな姿なのが本物川さんのメインビジュアルらしいです。


 これでもまだ分かんないか?


 実を言うと俺も本物川さんが本物川さんを名乗るまでの流れに関して、

ゼンゼンメイデンなんだよな、でも適当に語る死すとするとだな、


 まずpixivあたりの話になるとカスウジの乱があって、どんがどんがしてた、

つまり本物川さんって割と祭り気質だったんですね、もののはじめ川では、

で、そこにとある川が流れていた、そしてその川との概念バトルを繰り広げた結果として、戦いはツイッターに飛び火したりしていつしか本物川アカウントが出来ていた、それにメインビジュアルがついていたのでみんなの中での本物川さん像が、前に記述したものになった、これまでが大体川の流れです。


 何? 今一つフカンゼンメイデンだって?

無茶言うなよ、俺の知ってる本物川像に関してはこれ位なんだ、

あとはもうほんとVチューバ―本物川さんに小銭を払ってエンジョイしてるっていうマスター本物川に、本物川大賞の今までの大体主催してた川さんに聞いてみたらいいんじゃない? 聞き流されるだろうけど。


 そもそもクソツイッタラーライフを送ってる人で、どんがどんが祭りについていける人は少数だし、おれはなんとなくピクミン(pixiv民)してて、たまたまどんがどんがでQちゃんを見つけて、それがビジュアル化してるのを見たのがもののはじめなので、2たばとかの流れ全部を把握してるわけではない川よ。


 そう元々はQちゃんを見ててね、それが本物川さんとのレスポンスバトルで少しずつフェードアウトしていったあたりで、なんかこう、心がざわっとしたんですよ、これが概念戦闘かと、ツイッターでの主体戦闘ではこういう戦い方をするのかと、ギャラリー巻き込んでtogetterでわいわいやるのかと、ついていくのやっとだった川ね。


 そんな俺も本物川さんが割と無断転載に対して発言してるあたりでね、無断転載するお兄ちゃんの妹botとかのイメージでなんとなく本物川さんに対して持ってたざわつきみたいのが収まって、ああ、この人が一応、お祭り騒ぎで残った一つの概念なんだなって分かったのか、妹botちゃんに寄せられた無断転載する人に対する呟きの一つ一つをイラスト化したりしながら、本物川さんのことを追いかけたり、時々、思い付きで自作のマンガ、勇者融合ブレイブンとかをかいたりしてる時からちょっとしてね、本物川さんの絵もたまたま描いたりしたら、ひょんなことで自分のマンガを本物川さんが読んでツイートしてたの見たんだよね。


 正直恥ずかしかった。


 まあ勇者融合ブレイブンは一日で脚本描いて、二か月で240ページ書きあげたっていう漫画だったから粗削りであんま本を数読む人からしたら面白い内容じゃ無かったかもしれんけど、別に批判されたわけでもないのだけど、ちょい目的を失ってたから、自分が追っかけてる人にそれを読まれると、巨人は心臓の在処を奪われたようになり、たちまち本物川とは? となったね。


 あとは自分の絶規っていう漫画を読まれたときにうわーってなりはったみたいで、まあ要するに微妙な感情を抱きはったらしいので、その時が恐らく自分が聖本物川語りを描く分水嶺だったのだと思ったのよ。


 2014年11月半ばに、本物川とは何者なのか? とペン画を上げたところから、聖本物川語りは始まる。 合計して3000ページくらいある作品ではあるが、このページは、B5のコピー用紙の枚数でしか無いので、実際漫画原稿にしたら1500ページくらいしかない、でも枚数ではB5のコピー用紙を2500枚箱買いしたのに収まらないくらい作画した。 一年と四か月位かけて書きあげた作品ではあるが、内容は脈絡がない、何故だと思う?


 本物川さんが何かをしたらという割と受け身だったからである。


 つまり、自分は何か祭りのようなものがもう一度あって、それの中心に本物川さんがいることを知らずと求めていて、それは要するにQちゃんがどんがどんがしてた頃みたいな何かの名残を求める物語だったのである。

 でも実際はもうお祭り自体は終わっていて、お祭り騒ぎしてたみんなは日常に戻って割とのんびりそれぞれの生活半径で活動してるっていう具合、というのもそもそも、みんな別にそんなにお祭り騒ぎに掛かりっきりというわけでもなくて、それぞれが数がある程度あったからどんちゃん騒ぎに見えただけという具合で、それが主体なわけじゃなかった、だが、自分の中に残ったものだから、なにがしか残しておく必要を感じた、本当はそんな必要は無かったのだけど、ただこの祭りが何故かしか懐かしく愛おしかったので、最後の概念である、恐らくは生き残って継がれていく可能性のある本物川さんを主体に自分なりに物語を描いてみることにした。


 それが聖本物川語りだ。


 始まりは唐突だが、何にしても祭り騒ぎから徐々に戻っていくそれぞれの者たちの中で、画策するそれぞれの流れと、まだ残るしこりのようなものを追いかけながら、同時に、興味が奔放な本物川さんの概念力を色んな概念と戦わせてみようという漫画になった。


 始まりは長髪イケメンの概念を破壊して上書きしようとする勇者バブルドーザーと戦い、次は本物川とバブルドーザーの戦いから生まれた大量のオキアミと潮の流れは、満ち引きは、月面での戦いに至って、月面帝政を争うオキアーミーを率いる、最強の皇帝エヴィルカイゼルエヴィルヘルムとの本物川戦車小隊の激戦、このあとはタロットに導かれし名もなきオーク(オタク)たちとのタロットの奪い合いに繋がり、なぜかしら女騎士とオークの戦いを横目に見ながら、物語は最終的に作者の増長した自我のおさめどころを探すものとなる。


 べつにそんな長く描く内容でも無いように感じるだろ?

それがなあ、お前、1000ページ無言で割とずっと絵だけで戦車と陸上戦艦との戦いとか描いてみ? 先述した内容でもB5用紙、3000ページいくから。


 というわけで聖本物川語りを読むのはまず時間が掛かるという前提を理解した上で、今回のこのルールブックは終わりとするが、要するにだ。


 これは本物川に関して語る祭りだ。


 別に小説の技巧は必要ない、本物川に関するイメージを描けば、

あとはすんなりついてくる。


 もちろん自分のマンガを読んでくれてもいいが、そこに君の望む本物川があるかは、まったく分からないのだ、何せ僕はQちゃんが好きだったからね、割と本物川さんには複雑な感情を持ってるのだけど、でも冷静に考えてクレバーな方だったのは多分、残ってるほうだと思うから、君も本物川さんをスターターキットとして、なにかを描くということをはじめてみて欲しい。


 僕が語れるのは今のところはこれ位だ、では、新都社で勇者融合ブレイブンの再連載のためにちょっと描きたい絵が一枚あるので、また今度、時間がある時に、ルールブックらしいものを用意したいと思う、先走る気持ちのある君は、勢いよく描いてくれてかまわない、だれも止めない、では、御機嫌よう。

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