異世界に飛ばされたら逆ハーレムになりました

結月夜紫

プロローグ

寒々とした空気に彼女、新羅由紀乃は無防備な両手に息を吹きかけ擦り合わせた


思っていたよりも気温が低く由紀乃はコートを羽織ってこなかった事を後悔していた


いつもと同じ通学路

いつもと同じ風景


何の変わりもなくいつも通りの日常を送るのだろうと由紀乃はその時まで信じて疑わなかった


そう、


「え、何で…きゃあぁあああああ!!!!!」


穴に吸い込まれる様に由紀乃は落下する


由紀乃の姿が完全に穴の中に消えると、自然と穴は閉じていった


その場に残されたのは由紀乃が落とした鞄だけだった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る