【秋の空】のある風景

 僕と君とはいつもふたり並んでいる。

 同じ向きで空を見ているんだ。

 昼間は青く高く吸い込まれそうで、夕暮れ時は真っ赤に燃えるよう。夜はまん丸お月様が僕らを見下ろしている。

 君と見る秋の空は格別だ。


「私の家と君の家の風見鶏。いつも仲良く同じ方向を向いてるよ」

「僕たちと一緒で仲良しなんだね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る