【メイド喫茶】ごっこ

 メイド喫茶で働いている彼女がメイド服を持って帰ってきた。

 僕はまじまじとフリルいっぱいのその服を見る。

「一日体験ってことでさ」 

「え。いいよ」 

「遠慮しないで」

 大きいオムライスが用意される。

「さあ。始めよ」

 僕は覚悟を決めた。

「……ご主人さま、何を書きましょうか?」

「もっと大きな声で!」

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