私の【苦手】なもの

「狼男と女子高生の純愛ラブストーリーって良くない?」

「私はそういうの苦手だな。現実感ないよ」

 彼女の言葉に衝撃を受ける。

「そんなことない。狼男は実際に存在してる! かもしれないよ」

 僕は泣きそうになる。

「悲しまないで。私、狼男は大好きよ」

 彼女は僕にキスをする。

「けど、純愛はいらないの」

 



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