純情の果て【天真爛漫】

 この世に憂うことなど何もないというような無垢な笑顔を見せる君。

 天真爛漫な言動は周囲の者の心を明るく照らす。

 僕はある夜、君の真っ黒な秘密を知ってしまった。

「昼間の私は皆の幻影。私は汚れているの」

 哀しげな君を抱きしめ、僕が守ると反逆を決めた。

 彼女が肩先でほくそ笑んでいるのも知らずに。

 

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