暴くな危険【化けの皮】

 文武両道、容姿端麗を絵に書いたような新生徒会長。

 爽やかな笑顔を振りまく。

「私は騙されない! 化けの皮を剥いでやる」

 一人叫ぶのは惨敗した副生徒会長。

「やれるものならやってごらん」

 微笑む彼をにらみ悔しそうに走り去る。


「君になら本性を出してもいいかな」

 そう呟くと彼は妖艶な笑みを浮かべた。

 

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