私の彼は【ベーシスト】
薄暗いライブハウス。
華やかなボーカルや力強いドラム、超絶技巧のギターに隠れがちな低い響きを探り耳を澄ます。
音楽はわからない。けど、この音運びは気持ちいい。体の奥にズンとくる音は心を震わせる。
あぁ、彼に中まで侵されるこの感覚がたまらない。
ふと目を開けると艷やかに笑う彼と目が合った。
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