【無念を晴らす】

「なんて手強いんだ!もう5回目だぞ」


 友人が膝を折る。

 悔し涙を浮かべる友人の肩に手を掛け、俺は力強く言う。


「お前の無念は俺が晴らす!」


 俺は一歩前に踏み出し、相手を睨みつけた。柄を握りしめ息を整える。


「ウラァーー!」



「はい、6等ティッシュで〜す」


「クソ!また3000円買いに行くぞ!」













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