君に夢中【無垢】

 扉を開けると甘やかな匂いに思わず喉が鳴る。


 無垢な白を晒して僕の目の前に現れたのは憧れの君。


 僕はこの邂逅に感謝こそすれ後悔することはないだろう。


 たとえそれでこれからの日常が味気ないものになったとしても。


 なんて艷やかな姿だ。


 僕は君をできるだけ優しくかき混ぜた。




 これぞ最高級コシヒカリ!















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