繰り返す物語

魔王城は大陸の果ての雲より高い山の上にある。


勇者は疲労困憊のためやむなく魔王の背後を狙う。


グサッ


「そんなバカな……」

魔王はあっさり倒された。


勇者は考える。


これからまた来た道を戻るのは大変だ。

この立派な城で余生を暮らそうと。



誰も魔王が倒されたことを知らない。


新たな勇者が派遣された。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る