The mazyo′O-n -最強最悪の魔女に何故か転生しちゃったおっさんが、ほのぼの過ごす話-

煙草のわかば

第1話






 おれは、どーやら死んじまったらしい💧



 うすらぼんやりだが、それらしい場面は

 覚えてる。



 ここは、おそらくだが……あれだ💧



 今、巷で流行ってるであろう小説や漫画

やアニメで、一斉を風靡してる異世界転移

や、転生もの、の玄関口であろう、神様の

支配する、何も無い空間じゃなかろか?



 何だか、えらい事、厳かというか、実に神々しい雰囲気に満ちみちている。

 そのわりには、なーんにも無いのだ。

 360°見渡す限り何も無い。

 足元が、明らかにモヤモヤとしているが

それくらいで、そのモヤモヤがないと足元

がおぼつかない。



 困った😥

どうすればいいか、分からない。

対処に困る😰

なんのアクションもないのだ。



 物音一つなく風も吹かず匂いなければ、

 味気もない。

 あるのは、神々しい雰囲気だけ。



 声は、出るのか??😳💦

 思い切って、声に出してみた。



「もしもーし!!!

 ここを、うしはく御方!!!

 いかな、ご用か、お聞かせ下され!」



 デタ━━━~(m´Д`)m━━━!!


 声、出た♪♪



 浮遊感が、突如、襲う!?



 ( ゚∀ ゚)ハッ!と、



 気がつくと俺は見知らぬ事務所の応接間

チックな、足元にモヤモヤが変わらずある

場所に居た💧

 おれの足の後ろには二人がけの上等そう

な革張りソファがある。



「初めましてじゃ、桃源吾郎」



 お、おれの名前……知ってる!?



「お、お、おれの名…………」



 目の前の、一人がけ応接ソファに、

どっかと座っている、白髪で総髪の老人?は、目深にうつむき、視線を動かすことも

なく、うむっと、うなづく。



 見事な白眉、両眸を隠している。



「知っておるぞ、何もかも。

 本人以外は、誰も知らんだろう、もしく

 はの覚えてはおらぬと、その方は思うて

 おろう事まで全て、把握しておる。



 委細、聞いてみるか?吾郎や??」



 Σ(ŎдŎ💦💦



 こ……このパターンは!?

 ヤバイ!!!!?

 ほぼ、人生の黒歴史なパンドラの函を

 こじ開けられ、心を




    !┏(っ'ヮ| 壁 |グシャ!!



 っと、へし折られるパターンだ💦💦

 ペキっ♪♪だとか、ボキっ♪♪♪である

とかではない。



 グシャ!!だ。



 やめて頂こう💧

 正直な話、忘れているのを思い出したく

もない。恥多き、人生を送って来たのだ。



 マジで(´இ□இ`。)°





「勘弁して下さい<(_ _)>💦💦」



 うむっ……、とうなずく老人。



「まあ、そう……かしこまらんで、まずは

 座りなさい。



 吾郎や」


 おれは、勧められたので、はい……と

応えてから、ソファへと座った。すぶり、

と沈む。

 良いソファだ。

 包みこまれる感じが、実にたまらない。



 上質な革の感触、たまらない。



「ところで、吾郎よ。

 余韻に浸っているとこ、悪いが……

 事、ここに至った事情をかいつまんで、

 説明させてもらうとしたいが良いか?」



 //////



 恥ずかしい/////



「はい……//////」



 すると、老人は滔滔と語り始めた。



「吾郎や。

 その方も、薄々は勘づいていようが。

 その方、死んだぞ。階段を降りてる途中

 で、足をもつらせて、打ち所悪く。

 残念じゃと、同情を禁じ得ない話じゃが

 もはやその方、あっちの世界では生きて

 おれん。

 これは、世の理じゃで仕方がない。

 そこでじゃ。

 吾郎よ、その方……、

 儂の、うしはく世界で人生をやり直して

 みんか?」




 これは…………

 本当に、ま・さ・か・のテンプレ……



 ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!



 ちなみに、うしはく、とは?支配するとか、

 牛耳るとか、治めるとかの古語。




「こう見えて、儂、その方の世界とは、

 異なる時空世界の支配神でなあ。ここ

 の所、支配世界が、にっちもさっちも

 いかぬ感じで、地味に文明が硬直して

 おってのう……💧

 ここいらで一発!?ブレークスルーな

 感じで世界を掻き回したいのよ。

 分かる?」 



 



 分からん。



「まあ、そうよなあ💧

 正直な話、今の、儂の世界の情勢は……

 なかなか、これまでにないパターンに、

 陥っておってなあ。

 先日のこと、知り合いの女神に、それを

 相談してみたらの?今、神界で流行りの

 異世界の文化と、血を、取り入れてみて

 はどうか?

 と言われた。

 儂は、それに乗ってみることにした。

 それが今、ここに至った経緯じゃ」



 流行ってるの!?

 異世界転移とか転生💧

 神界で😳💦

 まあ、神界が戦乱と血風で荒れ果てて

るとか、洒落にならんものなあ💧



 平穏が一番。

だから神々も、上の方は娯楽とか面白い

ことに飢えてるのかなあ。




 それなら、流行りのチート下されww



「ん( ˙꒳˙ )??チートか?

 やる、やる。

 ガッツリ!?と、てんことで盛ってやる

 からこの話受けてくれんかのう?吾郎や」



 まあ、断ったところで話が進まんだろう

し金と力と運と縁をガッツリ盛ってくれる

ならいいですよ?神様。



「ぉぉおおおおお!!!!?

 そうか、そうか、受けてくれるか。

 善き哉、良き哉」



 おれは、うなづいた。



「とてつもない力と、何不自由ない金と、

 儲ける手段、何ものにも侵されることの

 無い自由と、ほのぼのな平和、下さい」



 神様は、力と金と自由までうなづいて、

平和と、言った途端に、目を細め、動きが

止まった。



 なにか??逆鱗に触れたか!?



「吾郎や、正直な話じゃがのう…………

 平和は、かなり難易度高いと思うが」



 そして、しばし、神は考えあぐねた。



「まあ、その方が努力を重ね、決してそれ

 を諦めぬというなら…………



 ストーリーを楽しみたい貴方に



 レベルで、ヌルっヌルベリーイージィ

 な転生人生を約束しよう。

 どうじゃ、吾郎」



 いささか、引っかかる物言いではある

が、ストーリーを楽しみたい貴方に……

レベルとか、めちゃくちゃ簡単じゃね?

ナイトメアモードやマストダイレベルとか

地獄極楽奈落級!は一撃死上等!じゃん?



 そんな修羅の世界、怖い。




「まあ、その方がこれまでに生きてきた

 日本に比べたら、大概の異世界はのう

 修羅の国じゃぞ?

 一瞬でもスキ見せたら寝首を掻かれる

 なんてのは、ザラ。

 当たり前じゃ。

 まあ日本も、そういう場所がないわけ

 じゃないがのう。




 戦後すぐの昭和日本も真っ青じゃぞ?




 その辺は理解しておろう?

 その方がチートにあぐらをかいて気を

 抜かねば、そうなったとしても難なく

 きりぬけれるくらいの配慮と、チート

 は、くれてやるw」






 たしかに。

 そこは、頭に入れておこう。



 おれも、昭和40年代生まれの、おっさん

だが、戦後すぐの修羅の国加減は話にしか

聞いたことがない💦




 そして、お話はトントン拍子で進み、

おれは、異世界の最高神ヅェウジィイ様の

うしはく世界へと転生する運びと成った。








 この時、よもや…………



 あのようなことになるとは、つゆとも

知らず。
























 













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