異世界はそんなに甘くない
れんぴ
第1話
最初に告白しよう
俺は、
異世界と呼ぶべきであろう場所に転生に転生してしまった
人は何故、異世界なんて場所に行きたがるのだろうか…
「現世に希望がないから来世に託す!」
だとか
「取り敢えず異世界に行ってチート能力もらいて〜」
「異世界でハーレムを作りたい」
みたいに今じゃないどこか、いつかに夢を見る。妄想したって現状は何も変わらないのに。
仮に来世や異世界なんてものがあったとしても、そんなの現代の便利すぎる世の中を体験している人間にとってはつらすぎるであろう…
もしも、 のように18世紀に奴隷として使い捨てされた人のような立場で生まれたら?
もしも、 生活が出来ないくらい貧困な場所に生まれたら?
生まれた時からスラムの人間だったら?
もしも、魔獣とやらが居て常に脅かされる場所にいたら?
これ以上に酷いことだってあるだろうし今みたいに恵まれた生活は出来ないだろう
そんな所に誰が行きたがるかよ、と思っていたんだが…
そして俺は現在3歳と4か月。
超特権階級、上流階級のご子息として安定、安心の家庭の元、盛大に暇を持て余している…
上流貴族の一員として優雅な生活を送っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます