第77話 アンネの秘密
それからミミリラ達と戯れること数時間後、アンネは本当に先遣隊の全員を連れてやってきた。しかも完全に商売に使う勝負服を着込みおめかしをした上で。
それを見て、僕はアンネの本気具合を理解させられた。
「此度ザルードへ至りました女、私を含め計十五名、旦那様のご寵愛賜りますこと感謝致します」
そう言ってまた優美な礼をするアンネを見ながら、僕は何とも言えない顔を浮かべてしまった。
ちなみに現在の僕は衣類の一切を身に付けていない。周囲にミミリラ達を侍らせた状態で、下半身を掛布で隠しているだけだ。ミミリラ達もまたアンネ達が部屋に入る前に着た薄布一枚だけで、何をしていたか一目瞭然だ。
しかしながら、今の僕にはそれを取り繕う元気も気力もない。
「まぁ口にした以上約束は守る。が、細かいところを一切決めてないぞ」
「全てお任せ致します」
「
ちょっとカー=マインの口調になりつつあるのは自覚する。
まぁ僕のものになったと言うのであれば多少は構うまい。素が出たとでも思って貰おう。
実際、混じる瞬間が増えてきているんだよな。気を付けないといけない自覚はあるのだが、気付いたら出ているので困ったものだ。
「生活の面倒さえ見て頂けたらそれで」
「さもしくなるな」
「娼婦が自ら望み成る妾とはそういうものでありますから」
「返事をしたのはお前だろう。娼館の娘達じゃない」
「先代店主と私が考え、今も店にいる娘全てに了承を得ています。それを認められない娘は違う店に移しましたので」
僕は閉口した。了承を得ている?
それはつまり、ここに来る前から全員が妾になることを決めていたと言うことか?
「なぁ、経緯とか含めて全部、話してくれないか?」
完全にお手上げだった。
それでは城塞都市ザーケルを出発する前から僕を目当てにここへ来たことになるではないか。
「もちろんです。では先ず――」
改めてアンネから聞いた話は、完全に僕を狙い撃ちしているものだった。
アンネは嘘こそ吐いていないものの、先程僕に説明した話の中で省いている部分が多々あった。しかもかなり重要な部分を、だ。
先ず大前提として、アンネ達は移転を考え始めた時点でこれまで同様の形で営業することをほぼ諦めていたらしい。と言うのも、アンネと先代店主は移転をするにあたって、絶対に譲ることが出来ない条件があったのだ。
どうやらアンネ達の娼館で働く娘達は、全員が家族のような集まりなのだと言う。彼女達にとって、娼館とは働く店であると同時に家族が住む家でもあるのだ。
サガラで例えるなら、娼館とは詰まるところ里なのだ。そしてアンネや先代店主は族長や副族長であり、娘達の親のような立ち位置でもある訳だ。
そんな家族のような娘達を連れて店を移転する上で最も大事なことは何か。
それは後ろ盾だ。
彼女達程の規模の娼婦集団が違う領地や都市に移動して、安全に営業が出来る可能性は限りなく低い。今まで彼女達が安全な環境で営業出来ていたのは土着の老舗であることと、後ろ盾とも言える色々な顧客を抱えていたからだ。
そして、移転する際にアンネ達が最も恐れているものがある。それはアジャール侯爵やその派閥貴族の存在だ。
アンネはもちろんのこと、他の高級娼婦の娘達もアジャール侯爵派閥の貴族を顧客に持っており、そこから色々な情報を仕入れてしまっている。
つまり、アンネ達はアジャール侯爵とその派閥貴族にとっては、自分達の様々な秘密を手にしている危険な集団でもあるのだ。
今までは良い。何せ彼らにとってはお気に入りの女達だ。それも営業している場所が自分達の縄張りとも言える都市や領地の中だ。しかし、店を移転すると言うのであれば話は変わる。
アンネ達にとって店を移転するということは即ち、これまでの後ろ盾を失うと同時に追っ手がかかる危険性を抱えることでもあるのだ。
移転した土地で安全に営業出来るか分からない。その上アジャール侯爵達からの追っ手や妨害が入る不安が常に付き纏う。
それを避ける為に必要なものが、強力な後ろ盾だったのだ。
アンネ達が僕と出会ってから今日に至るまでに移転場所を決められなかった理由がここにある。他領地の貴族でも
そんな中、最有力候補だったのがザルード公爵
通常の派閥貴族と言う関係なら様々な利権などが複雑に絡むので、もしアジャール侯爵と面倒事になった場合切り捨てられる可能性がある。しかしザルード公爵家の分家であれば、もし何かあれば確実にザルード公爵の耳に入る。それはアジャール侯爵としても決して嬉しくはないだろうと読んだのだ。
それに城塞都市ポルポーラなら人柄の信頼性が抜群な公爵のお膝元だし、城塞都市ザーケルに来た際に客として床を共にした冒険者も多少は居る。
アジャール侯爵も表立っては追っ手をかけられないだろうし、これだけ大きな都市であれば、上手くいけば分家以外にも後ろ盾になってくれる人を見つけることが出来るかも知れない。あまり目立つような行動をとらなければ他の娼館を刺激することもないと、そう考えた訳だ。
この時点でもうアンネ達が移転を考え始めて随分と時間が経っていたらしい。だからこそ、明確な後ろ盾こそないものの、可能性の高い希望にかけて移転をしようと半ば決めかけていたと言う。
そんな時だ、なんとザルード領で
アンネ達はここではっきり移転を決めたと言う。
この
同時に、半ば諦めていた部分もあったという。何せ聞こえて来た情報によると大発生はかなりの規模だと言うのだから。
そもそも移転の
ところがだ、なんとその大発生はある日唐突に沈静化した。しかもそれを成したのはたった一人の冒険者だと言う。
その冒険者の名前はジャスパー。
嘗て後ろ盾の候補に上がり、ザルードの英雄と呼ばれ始めた男だ。
この時点でアンネ達は僕を頼る、言い換えれば最大限に利用することを決めた。今まで考慮してきた移転場所や候補を投げ捨てる覚悟で、僕に全てを賭けることにしたらしい。
アンネ達は更に詳細な状況を知る為に暫くはそのまま城塞都市ザーケルで待機しながら準備を整えていたと言う。もし僕が活動拠点に戻っていても、最悪は城塞都市ガーランドまで追いかけてくるつもりだったとか。
そして待機しているその間にアンネと先代店主は三つの目標を立てた。
一つ、城塞都市ガーランドでの活動に於ける後ろ盾になって貰うこと。
これはアンネが僕を訪ねて来て最初に持ちかけてきた相談だ。
僕が後ろ盾に付いた状態で、且つ城塞都市ザーケルから離れた国王直轄領なら安全に営業が出来る可能性が非常に高い。
不安があるとすればジャスパーが
普通であればそれだけで十分過ぎる。けれど、侯爵級の貴族が追ってくるかも知れないと言う不安は非常に重いものなのだ。
一つ、娼館の娘を少数でも良いので妾にして貰う、あるいは妾にして貰った上で後ろ盾になって貰うこと。
前者だけの場合は城塞都市ガーランドで店を新規に開きつつ、「店の娘が連盟『
形としては一つ目の目標と殆ど変わりがない。違いがあるとすれば僕が明確に後ろ盾となっているかどうかだ。
これは一つ目の目標と同じ不安が残る。むしろこちらの方が不安要素は多い。
最後の一つ、了承を得ることはほぼ不可能と予測の上で、娼館に住む娘の全員を囲って貰うこと。
これこそが今回アンネ達が最も強く求めていたことであり、僕とアンネ達との前提条件や解釈の違いが一番強く表れる部分だ。
アンネ達にとって、娼婦とは最早生きる術にして生きる道。騎士が誇りを胸に戦場に向かうのと同様に、娼婦もまたその生き様に矜持を抱く。
そして娼婦として生きる以上、最終的に行き着くところは限られているという。そんな中で、アンネ達が今回最善として選んだ終着点、それが妾だ。
娼婦は身体が第一の価値として存在する。それが過ぎれば、今度は女としての存在そのものが価値となるらしい。教養やその他諸々を身に付け価値を高めていき、その上で行き着く先の一つに妾があるのだという。
つまり、妾とは娼婦のあり方の一つと捉えることが出来ると言う訳だ。
僕の「娼婦として生きたいなら妾なんて嫌だろう」という考えは完全に見当違いだったのだ。
そして、アンネ達にとって三つ目の目標が最善の選択になるのには理由がある。
一つ目と二つ目の目標、そして三つ目の目標では絶対的な違いがある。
それは、「
ではザルードの英雄ジャスパーの女に手を出せばどうなるか。
そしてこれは余談となるが。
先程ミミリラ達との会話で冗談話の一貫として話題に上げった夜の英雄ザーガ。
この男は自分の女を手篭めにしようとした貴族を殴り殺している。「ケディの邪行」とまではいかないものの、英雄譚好きや貴族であれば知っていてもおかしくない程度には有名なお話だ。
この時のザーガの行いは貴族側の自業自得として国王からは罰せられていない。国王が動くのは国を乱したと判断された時だけだ。むしろ強者の女に無為に手を出して死んだ無様な貴族の一族として
アーレイ王国は武を尊ぶお国柄であり実力主義。
そんな訳で、アンネ達からすれば「娼婦としてのあり方」と「家族の安全」の両方を兼ねる最善の選択肢が「娼館の娘全員が英雄ジャスパーの妾となる」ということになる。
最初に述べたように、そもそも彼女達にとっては「娼館をこれまで通り営業出来るかどうか」なんて前提条件には入って無かったのだ。大事なのは「娼婦として家族と安全に暮らせるかどうか」なのだから。
纏めると、だ。
アンネ達が最も欲していたのは初めから全員が僕の妾になることで。
僕はアンネ達にとって不可能と思われていた最善の結果を口にしてしまった訳だ。
「……」
全ての説明を聞き終えて、僕は何も言えなかった。嵌められたとは思わない。自分で吐いた言葉だ。
それにしたってこれはあまりにも酷い。僕と向こうの最善の解釈が真逆なのだから。帰らせる為に向けた投げやりで最低な言葉こそ最善です、待っていました、なんて酷過ぎる。
これは
何が一番凄いって、目標のどれかは確実にいける、とアンネが確信していたという点だ。だからこそ、それを前提とした準備をしてきたのだとか。
それを聞いた僕からすれば博打に過ぎる。一世一代の大勝負なんて言葉も聞くが正にこれだろう。失敗すれば娼館の娘全員が被害を被る。
あまりにおかしいので【
すると、一つ気になる固有技能を見つけたので詳細表示してみた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・【夢姫の交感】
交わった異性の個体特性を感じとる。
感じ取れる深度は夢姫としての資質と交感の技能値に依存する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
これか。これでアンネは僕に対して“いける”と確信を抱いた訳か。
個体特性とは全てを説明したらかなり長くなるので省いて言うが、「その人がどういった存在か」を表す言葉だ。その人の本質、性格とも言える。
交感とは以前から語っている、肉体を交わらせることによって能力値を上昇させる行為の名称で、いわゆる性行為だ。下世話な言い換えをすれば、どれだけ床上手かという意味にもとれる。ただ“交感の技能値”という表現がよく分からないな。
しかし娼婦ってこんな技能があるのか……いや、これはアンネと言う高級娼婦だからこそ持っているのだろうか?
どちらにせよ、致している最中にこんなものを使われたら心が裸になるというのも分かると言うものだ。精神耐性や魔術耐性が6-7ある僕にすら効果があるって本当に凄い。
嘆息をしつつ、右側で僕に寄り添うピピリの膨らみを手で味わう。何だかもう一度戯れの時間に浸りたくなった。
「それでは旦那様。改めまして、この場の私ども、そして店の娘全て、今後とも幾久しく、可愛がってくださいませ」
「あい分かった。悪くはせんと約束しよう」
「感謝致します」
僕はそのまま背中を預けた。僕の後ろにはミミリラが居て抱きしめてくれる。急激な成長を遂げている母性の膨らみに心地よさを感じ、そんな僕の背中に自分からミミリラが身体を擦りつけてくれる。
そんなだらし無い姿を見せる僕の側に娼婦集団が近寄って来る。
「アンネ、お前宿は?」
「こことは違う場所でとっています」
それを聞いて、僕はサガラの一人に伝言を頼んだ。ジャルナールに十五人が泊まれるだけの部屋を用意するようにと。確かまだ空いていた筈だ。
「部屋がとれたらうちの
「ええ、ありがとうございます。ところで外でも旦那様で大丈夫ですか?」
「好きに呼んで良いよ。喋り方もご随意に。ああ、お前だけは普通に喋れよ。何か今更ってところがあるしな」
「でしたらそのように。ただお世話させて頂く時はまた別だけどね」
「好きにしなよ。ところで店ってどれくらい居るんだ?」
「見習いや引退して店の手伝いをしてくれている女、全て合わせて百二十人ね」
何だろう。老舗で、大店で、高級娼館とは確かに聞いていたが、ここまで規模が大きかったのか、なんて溜め息が漏れそうになる。
予想していなかったとは言わないが、いざ実際の人数を聞くと堪らないものがあるな。
「ミミリラ」
「うん」
「屋敷の部屋、足りるか?」
「部屋に入れる人数を調整すれば問題ない。ただ一室の人数は増える」
「あとでジャルナールに増築の相談するか……」
空いている方の手で左側に寄り添うニャムリの尻を撫でながら、屋敷のどこをどう増やすか考える。
仮にもし一室の人数が増えてもサガラの面々は殊更不満に思うことは無いだろう。
サガラって種族、一族、どちらが理由かは知らないが一人で寝るって殆どしないんだよな。
「ジャス、お屋敷が
「ああ。元は宮廷貴族のタレット伯爵が住んでた邸宅でな。むしろ部屋はがらがらだったよ。明らかに普通の邸宅より大きな作りなのと、全員が一人部屋じゃないってのも理由ではあるが」
「伯爵邸……連盟拠点よね?」
「びっくりだろ? 最初にしたのが百数十人での設立パーティーだったよ。
「私、今自分の目の良さに益々自信を持ったわ」
「まぁ侯爵が呼ぶ程の女だもんなぁ……そう考えたら金貨二十枚って安く感じるな」
「ええ。だって私、本当の相場は一夜で金貨百枚ですもの。パーティー同伴とか、内容次第では二百枚ね」
「……お前どれだけ秘密があるんだよ」
男爵の年の収入が金貨三百から七百枚。
子爵では金貨四百五十から千五十枚。
自由市民は特に上下が激しいが平均で金貨百五枚である。
正に市民には手が出ない高嶺の花というやつだ。
加えて言えば、貴族を顧客に持つ娼婦を高級娼婦と言い、その娼婦が働いている娼館を高級娼館と言う。
その中でも侯爵家当主、公爵家当主、国王を顧客に持つ娼婦を最高級娼婦と言い、その娼婦が働いている娼館を最高級娼館と言うらしい。
つまり侯爵家当主を顧客に持つアンネは自他共に認める最高級娼婦と言う訳だ。
「これからは全てさらけ出しますとも。あの時は事情を察せられないようにって理由もあったけれど、元々
「本当に高級娼館どころか最高級娼館だったんだな」
「だからこそ普通では知ることが出来ない色んな情報が回るし、店を移転することに物凄い苦難が付いて回るのよね」
「なるほどねぇ……それだけ金があっても安寧は得られない、か」
僕は自分の首を動かしてミミリラを見た。
こいつはアンネ達が莫大な金貨をもってしても得られなかったものを、自分一人で手に入れた。つまり金貨数万枚の価値のある女か。国王でも手に入れるのを躊躇う程に良い女って訳だ。
そう思うや否や、ミミリラの耳と尻尾が暴れだした。歓喜の激情がびっくりするくらいに伝わってくる。ついでにそれを感じとってしまったのであろう、ニャムリとピピリから困った感情まで伝わってくる。
「ちなみに資産はどれくらいあるんだ?」
「金貨換算だと土地と建物除いて二十万枚くらいかしら」
ミミリラは金貨二十万枚を超える女だった。これは国王でも手が出ない。
いや待てよ。それって問題がないか?
「……ここには幾らある」
「持ってきたのは金貨五千枚くらいよ」
「どうやって来た?」
「古くから付き合いのある
頭の中で色々と考えを巡らせる。
これはちょっと、いやかなり不味い気がする。
「店にはどう伝えるつもりだった?」
「ここに居る何人かを店に戻すか、最悪は手紙だったわね」
「……店への手紙はお前が書け。それを女五人に持たせて店に帰らせろ。護衛はこっちに来ている俺の連盟の
「いいの?」
「これでも少ないくらいだろ」
百人を超える美女の集団が金貨二十万枚を持って移動しているなんて貴族が兵を率いて襲ってもおかしくない。後ろ盾のない娼婦の集団を自分の領地で襲っても文句を言う人は居ないのだから。
それ以外にも野党や傭兵崩れからしたらご馳走以外の何物でもないし、冒険者や傭兵どころか、市民だって魔が差してもおかしくない。
小分けにして順次来るにしたって色々と手間と問題が出てくるだろう。
間違いなく人数が足りない。そもそもうちの面々に戦闘に特化した奴は居ない。
「……いや、変更だ。俺の集合体ともう一つでお前達を一度送ってからガーランドまで護衛する。残りの集合体三組はジャルナールと帰らせろ」
途中からミミリラを見ながら言う。ミミリラが頷いたところで身体を起こす。
元々ジャルナールの護衛を兼ねて一緒に城塞都市ガーランドに帰ると約束はしていたのだ。全ての集合体を連れて行く訳にはいかない。ならばこうするのが一番だろう。
「誰かジャルナールを呼んできてくれ。各
室内に居るサガラの全員が動き出す。僕は後ろにいるミミリラを見る。
「それでいいな?」
「うん」
「何か問題はあるか?」
「無い」
ミミリラが了承し、立ち上がって僕の服の着替えを手伝ってくれる。
「私達がします」
「譲らないのねん」
アンネ達もそれを手伝おうとして、獣娘二人に妨害されていた。どうやらアンネが僕の世話をするには強大な障害を乗り越えなければならないようだ。
しかしアンネはそんな状況でも穏やかな微笑みを浮かべている。その様子に、流石最高級娼婦だな、なんて感想を抱かされた。
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