『私』と『わたくし』の関係って、ひとつの体に二つの心

「「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテスト」応募作

猛禽王の嫁になったアルフヒルト=ゼルダ王妃は無敵という噂です 〜『婚活』逃して異世界転移したら、ウソ 人外夫がいたんです〜

https://kakuyomu.jp/works/16817330659124175383

作者 雨 杜和

『私』と『わたくし』の関係って、ひとつの体に二つの心

https://kakuyomu.jp/works/16817330659124175383/episodes/16817330659786302893





※誤字脱字・構文など

>彼の名前はマルキュス、この国に代々家令として使える家柄だという。

⇒「家令として仕える家柄」ですね。


> そういうことにです。

⇒「そういうことです。」かなと。





※寸評

 整合性から。

 ゼルダが19歳で、おばあさんが葵と同じく36歳。

 ということは、ゼルダの母親はどんなに早くてもおばあさんが17歳のときにゼルダを産んだことになります。

 となると、平均で考えれば8〜9歳で結婚することになります。

 で、ここで見方を変えると、実はゼルダは結婚していて子どもをもうけていた。

 だからその子どもから見てゼルダの母親はおばあさんに当たる。

 よって「ゼルダが19歳で、ゼルダの母(おばあさん)が36歳でも不思議はない」

 という理屈であれば、論理は破綻していません。

 ただ、この場合ゼルダに子どもがいないといけないので、先々の展開が変わりかねないという弱点があります。


 ゼルダから葵へ意識が交代する様子、ふたつの人格が問答する様子はなかなかに面白い書き方ですね。

 異世界転生ものでも、転生先の意識が完全に失われないパターンがありますから、それを踏襲していますね。

 斬新さを出しながらも安定した書き方です。

 あと一話か二話で、そろそろちやほや溺愛、愛されるセカンドライフの前フリが終わりそうかなと。

 今回は中編なので、ちやほや溺愛に特化してもいいわけですが、物語のとしての面白さを追求する著者様のスタンスですので、そこは尊重致します。




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