十和里山伝説「紡ぎの時計」最終幕 忘れな草の約束
十和里山伝説「紡ぎの時計」
作者:神崎 小太郎
最終幕 忘れな草の約束
※誤字脱字・構文など
> 彼は十和里山の伝説や神々の存在を信じていて、俺たちが時計の力で運命を変えられると言ってくれた。彼は俺たちの恋を応援してくれていた。彼は俺たちに友情と敬意を示してくれた。
⇒ここは意図的であればこのままでかまいません。「彼は〜俺たち〜くれた」という形が三文連続しています。これを韻律で用いている場合は意図的ですので原文ママでかまいません。
意図的でなかったら、たとえば次のようにします。
> 彼は十和里山の伝説や神々の存在を信じていて、俺たちが時計の力で運命を変えられると言ってくれた。俺たちの恋を応援してくれた。彼は友情と敬意を示してくれた。
⇒こうすると今度は「くれた。」で三文連続で韻を踏めるので効果が出てきます。
>「勇希、私も君が好きだ。ずっと一緒にいようね」
⇒ここはどうなんだろうか。普通女性が男性を呼ぶときは「あなた」なんですよね。歌詞ではそうなっています。ですが薫さんが勇希くんを呼ぶとき「君」というのであれば原文ママでかまいません。
※寸評
前話のキスシーンが軽くて、ここのキスシーンが篤いのが「対比」と見れば効果的ということになりますね。
でも前話のキスシーンはあまり感動的でなかったので、やはり盛っておくべきかなと。
あとは終わりの二文が「〜ていくだろう。」のリフレインになっているのをどう判断するか、ですね。
表現が単調と読むこともできますし、ラストの畳み込みのようにも見えます。
物語のラストを飾るため、こういう落ち着き方で本当によかったのかを考えてみましよう。それで「これでよい」と判断したらこのままでかまいません。
変えたほうがいいかもと判断したら、文末を調整するとよいですね。
ここは著者様のお考えを第一にしたいと思います。
それでは最終幕までの添削が終わりました。
締め切りとしては他の方の締め切りが近いので、そちらを優先して総評を書きます。こちらはその後になりますが、なんとか早いうちに総評が出せるようにしたいと思います。
そこでお手数ですが、第一幕からのURLをいただけたらと存じます。
下書きプレビューはURLを併記しないので、これまでの添削もいただいたURLを都度削除していました。
URLを頂きましたら、優先順位に従って総評をつけますね。
それでは、本編完結おめでとうございました。
初の長編はどのような手応えだったでしょうか。
私の記憶では、なかなかに読み応えがあったような印象を受けていますが。
本作は連載するとのことですので、読み手の方々からどのように読まれていくのか。
そのあたりも楽しみにして連載していきましょう。
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