十和里山伝説「紡ぎの時計」第三十八幕 神への命乞い
十和里山伝説「紡ぎの時計」
作者:神崎 小太郎
第三十八幕 神への命乞い
※誤字脱字・構文など
> 俺には彼女の行為が厳かな儀式のように思えた。
⇒「俺には〜のように思えた。」は一人称視点では当たり前ですね。「俺には」は勇希くんの一人称視点だから要らないですし、「思えた。」は「見えた。」「映った。」に置き換えたほうが適切ですね。
> 彼女の行為が厳かな儀式のように映った。
>いつしか、彼女が大好きになったバッハルベルの「カノン」だ。
⇒「パッヘルベルの」ですね。人名なので間違うと結構減点を喰らいますのでご注意くださいませ。
>「ならば、良いだろう。膝まづいて願いごとをしなさい」
⇒「ひざまずいて」「
> 野口さんはそう言って、自分の目を見つめた。
⇒ここで「自分の目」と書くと「野口さんの目」のように読めます。「勇希くんの目」であれば「俺の目を見つめてきた。」と補助動詞で方向を書くこと。単に「目を見つめてきた。」と書いてもよいですね。補助動詞は動作の方向を表すため、今回のようなこちらへ向かう動作の場合には「くる」を用います。
なんでもかんでも補助動詞ではまどろっこしいのですが、使うべきとき的確に補助動詞を使えないと、それはそれで減点対象になります。
※寸評
小百合さんと根本さんの動作はカメラを通じてしかわかりませんから難しいのですが、ふたりの動作がもう少し書いてあったら、臨場感が湧きますね。
それ以外の映像の進め方はよいです。ふたりの動作がもう少しあれば十全とするはずですよ。
そこをちょこっとだけ盛ってみましょう。
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