エピローグ
陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜
作者 雨 杜和
第三部 現代と平安編「怨霊との戦い」
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https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16817330650129234842
※誤字脱字・構文など
誤字等はありませんでした。
推敲お疲れさまでした。
※総評
エピローグまですべて読みました。
まず全体的に情報量が増しています。文章が持つ説得力が強化されています。
伏線の回収としては、佐々波光宏の部屋で賀茂光栄が告げた「姫に伝えよ」というのが伝えられていないなあと思うくらいで、ほとんどは回収できたのではないでしょうか。
佐々波光宏の亡くなった姿をマロンが知っているということは、途中で指摘したように佐々波光宏が賀茂法光の怨念に突き動かされたところを見ていたから? それとも事後を見たのかもしれませんね。法光がマロンの前に現れたのは百年前と言っていましたし。
終盤の構成が変わり、「深草の女房の日記 後編」が加わったことで、マロンの孤独を演出していますね。それによりモチはマロンを探さなければと意を強くしたわけですし。
それ以外は基本的な流れは変わっていませんから、情報量をアップしたバージョンとも言えるでしょう。
視点はマロンにはなく、「深草の女房」と「モチ」で回していましたね。
あちこちに視点が飛ばないので、安定して読み進められれました。
そして構成を変更したことで、序章からモチが登場し、物語の主人公・語り手としての地位を早いうちに確立できているのもポイントが高いです。
今回は「構成」を先にやってもらったのですが、全面改稿するときの下地がそのまま「構成」になっていましたね。だからどこになにを持ってこよう、という企みを働かせるのに役立ちました。ここまですべて書いてからでなく、あらすじをシーンに割り付けていくときに、あれをここに持ってこようやこれは蛇足だから省いて前後のどちらかにくっつければいいやなどを判断できるようになると、もっと楽にこのレベルまで到達できたはずです。
あらすじから事前に「構成」を考えて、その段階で語り方が正しいかをチェックできるようになると、さらに才能が伸びていくはずです。
いきあたりばったりの連載もダイナミズムこそあれど、全体を通したときの完成度がどうしても低くなりがちです。
事前に「構成」を考えておけば、そこから逸脱しない範囲でより大胆な演出もできるようになりますので、毎回「構成」に取り組んでみてください。
雨 杜和様はまだまだ伸びしろがありますよ。
今回の大幅改稿から「構成」の大切さを感じてくださればと存じます。
物語の完成度は現在の「ライト文芸」カテゴリーのランキング週間21位が示しているように、ずいぶんと高いものです。
ただできればカテゴリー10位以内は目指したいところなので、Twitterや近況ノート、創作エッセイなどでアピールして、読み専さんに「作品の真の完結」をご報告してみてはいかがでしょうか。
駄目を押してでも集客を頑張ってみてください。あとは自主企画で入れそうなものがあれば入ってみるのもよいですね。
それでは今回の集中添削は終わりと致しますね。
ここまでお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。
またの機会がございましたら、お声がけいただければと存じます。
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