不死の姫 4

陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜

作者 雨 杜和

第三部 現代と平安編「怨霊との戦い」

最終章

不死の姫 4

https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16817330650129229891




※誤字脱字・構文など

>あんたの元夫は、たぶん、自分のなかに潜んだ恐怖でああいう事になったのよ。

⇒この言葉は、佐々波光宏の遺体を確認していなければ出てきませんよね。

 ということは、マロンは佐々波の死に際を目撃していたことになりますが。


> 確かに、マロンの顔から流れた血は、しずくになって地面に到達する前に、粉のようになり、空中に消えていく。

⇒この現象は佐々波光宏宅のクローゼットにあった血文字を想起させますね。

 やはりマロンはあの現場に出向いていた可能性がありますね。




※寸評

 賀茂光栄の思念が一部覚醒しているモチが印を結んで呪文を唱える。

 現代ファンタジーで魔法を使っている人を見るようですね。

 物語の佳境で、アクションものに持ってきた作者様の手腕が問われるところでしょう。

 今AT-Xというチャンネルでアニメ『天空戦記シュラト』を放送していて、あちらも密教の真言を唱えるんですよね。実にタイムリーな表現です。

 陰陽師は、中国からの陰陽五行思想を元に暦を作り、インドからの密教で呪術や医術などを司っていたとされています。

 ですので「臨兵闘者皆陣烈在前」という呪文は密教に根ざした陰陽道を端的に表しています。

 陰陽師の作品で象徴的な「急急如律令」も呪文の効果を現わせという意味合いですからね。

 次回でいよいよ最終話。

 これが終われば添削も一段落つきますね。

 なんとかこのまま一気に終わらせます。

 今日はまだやることが山積しておりますので(笑)



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