平安の世、陰陽師と姫君 最終話

陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜

作者 雨 杜和

第一部 平安時代「陰陽師と姫君」

平安の世、陰陽師と姫君 最終話

https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16817330649159039182




※誤字脱字・構文など

 誤字等はありませんでした。

 推敲お疲れさまでした。




※寸評

 賀茂光栄の所作は陰陽頭として正しいものでしょう。

 姫はいつ頃から妖狐憑きになったのか。このあたりは第三部でわかりそうですね。

 「第一部 平安時代編」は、姫を中心として乱れるもととなった賀茂光栄と、姫が乱れさせた法光との関係で読ませていますね。

 視点は「深草の女房」にしてあるので、一般人の感覚で姫の乱れようが伝わってくる良い文章でした。

 そこに一定のファンがいる陰陽道の呪法などが描かれて、とくに陰陽道の奥深さというものが読み手に示されたと思います。

 そして姫の思考が乱れるもとともなった光栄への偏愛がうまく織り込まれていて、法光が死霊となったことで「ホラー」が色濃く演出できていますね。


 次回から現代編へとつながります。

 これまでの流れをいったん堰き止めて、まずはいったん現代編の主人公が現れるのでしょうか。

 その主人公が「姫」と出会う。これは第二話でもよいかなと。

 「姫」が昇天する条件は今回書かれていますから、読み手はそれも意識しつつ読み進めることになります。つまり「名を告げられる人を探し出す」のが「姫」の目的になる。

 そのためにも、現代編の主人公が立っているかどうか。

 次回からの現代編を楽しみに致しております。



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