平安の世、陰陽師と姫君 6

陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜

作者 雨 杜和

第一部 平安時代「陰陽師と姫君」

平安の世、陰陽師と姫君 6

https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16817330648712694210




※誤字脱字・構文など

 誤字等はありませんでした。

 推敲お疲れさまでした。




※寸評

 さんざん弄んだ法光を袖にして、方違えで右京へ移る。

 傍若無人なところを見せつつも、陰陽師が示す「忌む方位」を気にするんですね。

 それは陰陽師である賀茂光栄が割り出した方位術だったからかもしれませんね。

 そういうあたりをすべて「方違え」という言葉に込めているあたりがさすがだと思います。

 ただ「方違え」が陰陽師と関係のある単語だと知らない方が読むとちょっと付いてこられないかもしれません。

 ですが、ここで「方違え」の説明をするのは蛇足です。なにせ平安貴族であれば知っていて当然の知識ですから。

 ですので、もし説明しておきたいのであれば注釈を書いておく程度でかまいません。本文で言及するとちょっと野暮ったくなりますので。


 寂れた右京の様子と、姫の心境とがうまく溶け合って描写できていますね。

 このあたりはさすが雨 杜和様だと感服致します。


 ただ「方違え」で来たということは、なにやら起こりそうな雰囲気ではありますね。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る