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臨海22世紀
作者 長宗我部 芳親
夢見るガイノイド編
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構文と誤字脱字など
(1)> 天辺に差し掛かったとき、何やら人影を二人の瞳は捉えた。
(2)> そこで二人はクローバーをそっと踏みしめて人影に歩み寄る。
(3)> 丘の中央で横たえていたのは、黒い長髪の男性だった。
⇒「人影」を捉えたとき、すでに横たわっていたはずですよね。
となれば(3)で「丘の中央で横たわっていたのは、黒い長髪の男性だった。」と書く前たとえば(2)で「横たわっている人影に歩み寄る。」と書けば人影の状態を的確に表現できます。この場合、(3)であえて「横たわっていたのは」と書く必要がなくなります。
ちなみに「横たえる」は「誰かが横にして置いた」意で、「横たわる」は「自主的に横になっていた」意です。今回はどちらかというと後者なので「横たわる」を使っています。
(1)> 天辺に差し掛かったとき、何やら人影を二人の瞳は捉えた。
(2)> そこで二人はクローバーをそっと踏みしめて、丘の中央で横たわっている人影に歩み寄る。
(3)> それは黒い長髪の男性だった。
> 腕をは二人の首周りに通され、身を預けるように歩いていくかと思えば、男は突然激しく咳き込み始めた。
⇒「腕を二人の首周りに通され、」ですね。
> 痛みに顔をしかめ、男の方に目をやるミオン。
⇒おそらく「ミオンは」「セーラは」を近くで使ったため、体言止めにして助詞が近づかないように配慮したのだと思います。
ここは「ミオン」を省いても読み手には伝わりますので、単に「痛みに顔をしかめ、男の方に目をやる。」でよいでしょう。
※構成と展開について
救助対象者と思いきや、アストラモスの反応あり。
なかなか面白い展開ですね。
構成も、救助までの流れに詰まる部分もありませんし、出来事が順に起きているので若者でも話を追いやすくなっています。
作者様の文章が書くごとに洗練されていますので、この調子でガンガン書きまくると伸びしろもぐんと伸ばせて大成すると思いますよ。
少なくともライトノベルを書いている同世代の中では「よく書けている」部類に入ります。
添削されることを変に恐れず、さまざまな書き方に挑戦していくと小説賞も視野に入ってくると思いますよ。
これからも頑張っていきましょう!
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