ヴィトセルクの男〜血に魅せられた夜のイケメンたち〜【戦うイケメン参加作品】

雨杜和orアメたぬき

月がきれいだ

ときに欠点がさらに人を魅力的に見せるものだが、しかし、レヴァルの美は、そんな指摘さえも無駄だと思えるほど、圧倒的なものなんだ。

⇒「見せるものだが」と「圧倒的なものなんだ」ですが、「なんだ」があるときはたいてい「見せるもんだが」「圧倒的なもんなんだ」のような表記になるのが一般的です。

　おそらくですが「圧倒的なものなのだ」が正しいように思われますが、ヴィトセルクのこの年での口調としては「ものなんだ」でよいのか確認致します。

　これでよければここは原文ママで。

　たとえば、自分の容姿が与える影響など、全く無頓着なところとか。その危うさに不安を感じる。

⇒これはコラムでも書きましたが、一人称視点のときに「不安を感じる」と自分の心のなかで言う人はまずいません。

　たいていは「その危うさがなんとなく不安だ」のように考えるはずです。「不安だ」と断定するのが文意とは違うから「なんとなく」を入れてあります。「どことなく」でもよいでしょう。

　こう添削しておいてなんですが「不安」は「覚える」ものです。

狭い道を開いただけが、なぜか、おまけでくっついてきた。

⇒「狭い道を開いただけだが、」ですね。

　レヴァルが意味もたずねず、ただ、うなづいた。

⇒「うなずいた」ですね。

　本来この言葉は「項(うな)＋突く」だから表記も「うなづく」でよいように思われますが、現代仮名遣いでは「うなずく」に統一されています。

　これは現代では「項を突く」ような意味ではなく、「首肯する」意味としての一語とみなされるためです。一般的に一語となった場合は「うなずく」のように「づ」が「ず」の表記になります。

※「戦うイケメン」からすると、そろそろ戦ってほしいかな、と思わなくもないですね。

　規定文字数がわからないからペース配分もわからないんですけどね。

　ただ、ここまで話が進むと、そろそろバトルしたほうが盛り上がるかな、と。

　実はこの後部屋で襲撃を受ける、というのなら面白くなりそうなんですけどね。アスートは酔っ払って起きないし、戦えるのはヴィトセルクとレヴァルのみみたいな。

　今のところ「イケメン」のブロマンス路線なだけなので、そろそろ戦ったほうが、と思ったのでした。

　イケメン推しなのかブロマンス推しなのかバトル推しなのか。

　コンテストの主旨次第で展開の良し悪しが変わってきそうです。

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