勝てない戦い、それでも男たちは賭ける

姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記

第1章 ヴィトセルク王

勝てない戦い、それでも男たちは賭ける


https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859191413443



あれは、そもそもシルフィン帝国がエネルギー資源としてマグマを抽出するために起きた噴火だった。

⇒「シルフィン帝国が」「抽出するために起きた噴火だった。」だと文がつながりにくいですよね。

 ここは「そもそもシルフィン帝国がエネルギー資源としてマグマを抽出したために起こった噴火だった。」

 と過去形にしたほうが適当です。



「おそらく、巫女さまと神獣ドラゴンの加護があると考えいたのでは」

⇒「加護があると考えたのでは」か「加護があると考えていたのでは」かですね。




※これは基本戦略に付け加える応用戦術なのですが、採用するしないにかかわらず書いておきます。


 まず籠城を決めて守りを固めていること自体はシルフィン帝国にもすぐわかるので、敵の意識をそこに置いておきます。

 そして「フレーヴァング王国は守る」との固定観念を植え付けるのです。

 そうして城に向いた意識を逆手にとって、あえて奇兵を起こして意図的に騒乱を引き起こすという手があります。

 もちろん一度しか使えない手ですが、シルフィン帝国のシッゲイル公爵が周囲を警戒しなければならなくなるように仕向けます。

 すると、シルフィン帝国軍は攻城戦だけを気にしてはいられなくなり、兵力と注意を分散しなければならなくなるのです。

 このスキが生み出せたら、攻城戦でも圧倒的な不利でもさらに数日持ちこたえられますね。

 これでラドガ辺境国からの援軍が到着すれば、周囲を警戒していたシッゲイル公爵も知るところとなり、撤退せざるをえなくなるでしょう。


 その意味でも城壁をあえて一箇所壊してそこから躍り出る策は、有効に機能するでしょう。

 なので、連載に余裕があればでいいのですが、ヴィトセルク側から攻める機会を作ると、「ただ亀のように耐えていた国王」ではなく「神算鬼謀の国王」として大陸にその名を轟かせるような名君となりえますね。


 まあこのあたりはアメ様がヴィトセルクをどういう人物にしたいのか、で選んだほうがよいでしょう。

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