別れのとき

姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記

第1章 ヴィトセルク王

別れのとき


https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859162372829



「申し訳なく思っている。このような弱小国家に嫁いだそなたを守ることができない。逆に助けられようとしているようだ」

⇒「逆に助けられようとしているほどだ」「〜くらいだ」あたりが適当ですね。



 しばらくして、廊下から規律正しい足音が聞こえ、騎士団隊長たちが集合してきた。彼らは、ヴィトセルクと中庭で剣の鍛錬をする仲でもあった。

 彼らは片膝をついて、一斉にヴィトセルクに敬意をあらわす。


 その姿に圧倒され、大臣たちは、ごくりと唾をのんだ。

⇒ここは誰の視点なのかがわからないですね。

 ヴィトセルクの視点だと「廊下から規則正しい足音が聞こえ」が彼の立てた音ではなくなってしまいます。仮に騎士団長たちの足音なら、ヴィトセルクはすでに室内なのか。「廊下から」聞こえてはすでに室内にいなければ難しいです。

 たとえば、

 しばらくすると、規律正しい足音が聞こえて、騎士隊長たちが集合してきた。彼らは、ヴィトセルクと中庭で剣の鍛錬をする仲でもあった。

 彼らは片膝をついて、一斉にヴィトセルクに敬意をあらわす。


 その姿に圧倒された大臣たちは、ごくりと唾をのんだかのようだった。

⇒こう書くと、桟橋から室内に移動する傍らの情景であり、室内に入ると大臣たちが固唾を飲んでいたという状況がうまく描写できます。



「噂がまわるのは早く、すでに近く民は城壁外に集まっています」

⇒「すでに近くの民は」ですね。



「食料大臣」

⇒一般的に国家が備蓄するのは「食糧」です。あえて「食料」としているのであれば原文ママで。



シルフィン帝国は全勢力で、こちらを叩き潰しにに来ている。

⇒「叩き潰しに来ている」ですね。



※秀吉の小田原城攻めも考慮しての戦術ですね。

 西洋と中国の城は、基本的に「城邑」といって、街を囲む城壁で仕切ってあって、その内側に民が暮らしているのが普通なんですよね。

 今回の説明だと、貴族などの上級国民が城壁内に住み、農家などの下賤な身分は城外に住んでいると読めました。

 となると、西洋と中国の城邑と、日本の城下町のハイブリッドのような街並みなのかなと連想しました。

 『進撃の巨人』は城壁を数段階用意してある都市でしたから、そちらにも近いかもしれませんね。



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