第20話 めぐるの修行生活?・不穏(八)


https://kakuyomu.jp/works/16816452218840507385/episodes/16816452218986655125



「もう一つ道も崩落してますからねえ。神社かお寺にも行けませんしねえ」

⇒この「もう一つ」はなにを指していますか?

 「もう一つの道」も崩落しているのか、つまり自動車の走れる道はこの町に二本しかないのか。

 「それに」の方言なのか。この場合は「もう一つ、道」と読点を打てばある程度回避できますよ。


 姫神様の笑いを含んだ声が頭の中に響いた。

 ――で、場所は変わってここはお師様の家。

⇒ここも空行ふたつ入れてシーンを分けてください。


 あたしが敷いた布団に、マリアさんがユリアさんを寝かせると、マリアさんはよーやく肩の荷が降りたよーで、少しだけ穏やかな表情になった。

⇒「あたしの敷いた布団に、」とすれば助詞「が」の重複がある程度和らぎます。

 次に「マリアさんがユリアさんを寝かせる。マリアさんはよーやく肩の荷が降りたよーで」と二文に分ければ次の助詞「が」も切り離せますよ。



────────


【寸評】

 ここもひと波乱ありそうな予感はしますね。

 でも残り二話だから、大きな波乱はないのかな?

 読み手に「これからなにか起こりそう」と思わせたら勝ち、みたいなところが小説にはあります。

 とくに連載小説は「これからなにか」が推進力になりますので、有効に活用してくださいね。



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