https://kakuyomu.jp/works/16816452218537897016/episodes/16816452219706095400



 その手を冷たく払うと、男は数歩背後にたたらを踏み、下半身を両手で抑え、目をむき出し、口から泡を吹いて倒れた。

⇒ここは重文による畳みかけですね。

 「両手で押さえ」ですね。

 「抑え」は控える、抑制するなどの意。

 「押さえ」は手でふたをする意になります。

 ここでは手で覆うので「押さえ」ですね。


 素肌にタオルを巻いてドアの鍵を開け、男に向かって、もう一度、魔石の力を集中した。

⇒いつ「ドアの鍵を閉めた」のか。暴漢が入ってきたときに閉めたのか。

 でも「閉めた」とは書いていませんよね。「閉めた」のに気づいていない可能性もありますし。

 であれば、ここで「いつの間にかかけられていたドアの鍵を開け、」「男がかけたであろうドアの鍵を開け、」と書けばよいですね。

 続く文章を読んでみると、単に「ドアを開け、」でよいかもしれません。


 ユーセイ、あなたに溺れて変わってしまった。身体のうちから輝く照りが肌を包んでいる。

⇒ここだけを見ると、肌が変わったように見えます。おそらくは顔立ちが変わったんてすよね。であれば改行して前文をその前とくっつけ、後文は次の文に近づけたほうがよいですね。


 本当の戦いはこれからだ。

⇒このあとの文が、マリーナの意志を書き連ねているので、この文の後を空行ふたつにして分けたほうが読みやすいかと。



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