官能の日々 その2


https://kakuyomu.jp/works/16816452218537897016/episodes/16816452219598801461



 彼の演奏は聴衆の心を根こそぎ奪う魔力だから。

⇒ここは主語と述語を直接つなぐとおかしいとわかりますね。

「彼の演奏は魔力だから」

「彼の演奏は魔法だから」ならつながりますよね。

「彼のリュートの音色は魔力だから」もつながります。

 つまりちょっとした錯誤ですね。


帰ってくるだろうか? 本当に帰って来てくれるだろうか。

⇒「帰ってくる」と「帰って来てくれる」は元がともに「帰ってくる」ですから、「くる」なのか「来て」なのか。つまりかな書きなのか漢字表記なのかを統一しましょう。


「そうですか」と、唇の上にあげて微笑む。

⇒「唇を上に上げて」かな。なにを「唇の上に上げる」のかになってしまいます。

 ここで「上に上げて」が気になりますね。

 「唇を吊り上げて」「唇の端を上げて」のような感じかな。


きっと、真っ赤になったにちがいない。

⇒ここで助詞「に」の重複、と思ったかもしれませんが、「真っ赤に」は形容動詞「真っ赤な」の連用形、「〜にちがいない。」は助詞「に」ですが慣用表現です。

 なので重複はしていませんよ。



────────


 今日は次で最後にします。

 夕食が多少遅れますが、夜は来られませんからね。

 では次へ進みます。



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