彼と私の世界
https://kakuyomu.jp/works/16816452218537897016/episodes/16816452219049180842
これもグルヴィアのトリックで、彼女はソファを居心地悪くすることで、男たちをベッドに誘う口実に使うのだ。
⇒ここも「将来の自分」の視線ですね。リアリティー重視からすると適切な表現ではありません。
ただエンターテインメント寄りのアメ様だとこう書きたいのだろうと思います。
であれば「口実に使うのだ。」と言い切らず、「口実に使うのだと、以前彼女は語っていた。」のように間接的な表現にすればリアリティーとのバランスはとれるはずです。
少しあとにグルヴィアがどういう目的でそうしているのかを語っているので、整合性もとれますね。
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『明智光秀によろしく』でも感じましたが、アメ様は「エンターテインメント」寄りな方ですよね。
歴史などの史料はかなり当たっていて、リアリティーを確保しているけど、エンターテインメントとリアリティーの天秤ではエンターテインメントをとるようなところがあります。
そういうところが「小説賞・新人賞」で足を引っ張る可能性もあります。
とくに歴史ジャンルで行くときは、徹底的に史実を元にしないと評価されませんし。
時代小説としてなら『明智光秀によろしく』でも楽しめたはずです。
なまじ細かな史実に基づいているからこそ、ちょっとしたフィクションがリアリストの選考さんから「そんなはずはない」と思われてしまうのかもしれません。
だからといって「エンターテインメント」寄りから外れると、それはアメ様の持ち味を失いかねない。
だからアメ様のバランスを活かせる「小説賞」を選べば、最短でデビューできると思います。
私が指摘している添削でも、物語として致命的なものはあまりありませんからね。細かな指摘が多いのもアメ様の小説の特徴です。
そして「小説賞」では細かな指摘程度は選考に響きません。
致命的なところを取り除けば、選考は軽々と通過していけます。
私の感覚ですが、アメ様の小説は女性向けなのかもしれません。
KADOKAWAでは「コバルト文庫」が合っているように思えます。
だからこそ『カクコン』でKADOKAWAの全レーベル対象だとチャンスが巡ってくるはずです。
コバルト文庫単独の「小説賞」が開催されていたら、最大のチャンス到来と思ってくださいね。
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