第20話 夏って、京都って、暑すぎない?

 今回は言葉の選択についてがいくつかありますね。



また、逆らうだけの戦略もないんだな。

⇒ここは「知略」かなと思います。


足利義昭は槙島城に立て籠もってるんです。

⇒「足利義昭が」ですね。あとを少し読んでみると「二条城は配下が守っている」らしいので、その意味での助詞「は」であれば、その情報の先取りと言えなくもない。私ならここを助詞「が」にします。後述で「足利義昭は」と書いてありますので、そこで明かしてもよいでしょう。


 けっ、この姑、昔から命令はするが、褒めるってことはない。

⇒「褒めるってことがない」ですね。この場合の「命令はするが」は逆接の接続助詞です。


 オババは顔をしかめ、私はうなづいた。

⇒一般的には「うなずいた。」ですね。「うなじ」プラス「づく」の成語なので、古語では「うなづく」です。現代語だと「うなずく」が一般的。まぁこれは書き手の好みや発言社の好みの問題でもあるのでスルーいただいてかまいません。



 先回り推敲が進んでいるのか、添削するべき箇所が少なくて助かります。

 では続いて第21話を添削しますね。

 今日も17時を終了の目安にしています。



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