第5話 夜這い少年の母

 今回の添削箇所は少ないですね。

 ほとんど「勢い」で突き抜けているので、あまりリズムを崩さない程度の直しになっています。



ドンドンドン!

⇒行頭一字下げしましょう。


 朝陽が射しはじめたばかりの、オレンジ色の眩さが木戸からもれている。

⇒ここは「オババが粗末な木戸を開けようとしているのを薄眼をあけて確認した。」とあるので「木戸からもれてきた。」のほうが自然ですね。

 開けようとしている。→ 木戸が少し開く→ 朝日が木戸からもれて(  )。

 この流れだと「もれている」ではなく「もれてくる」ですよね。それが今起きたのなら「もれてくる」で、今そうなったのなら「もれてきた」となります。


なんでも答えてくれるgoogleは、450年ほど過ぎないと現れない。

⇒全角で「Google」かカタカナで「グーグル」かですね。

 いちおう会社名としては「Alphabet」で、ブランドが「Google」となります。なので頭文字は大文字です。ちなみに一般的に「Alphabet」は知られていません。アメリカの投資家なら知っているレベルです。なので「Google」と呼びましょう。


「だって、オババ、ははは…、この貧し家で、はは、お金お待ちって」

⇒「貧しい家」かなと。


 ここの最後の段落は文末「〜た。」が四連発します。

 「勢い」とリズムを重視するならこのままで。文章としてきっちりと読ませたいなら、文末を散らして変化を出し、新鮮味を与えましょう。



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