七も八も忘れて九を見る

なに、気にすることもなし

ただ、なんとなあく

そう、こうなってしまっただけで

うん、誰のせいでもなく

こう、こころが足らない


気づけた分だけ築かず

築いた文だけ無駄にした

肥えたとはずもなく

乞えられた訳もない


可哀相な、自律

愛らしい、身体

情けない、脳味噌

伝わらない、電気信号


全ては己を律することができない

能なしの戯言である


次はない

しかし道がある

先がある

しかし未知である


喜ばしかな、未確認

恐ろしかな、未来殿

棄ててしまえば楽なものを

まだ、うじうじと考えて

部屋の隅で震えている


阿呆の甘言に酔いしれて

賢者の言葉を言い訳にする


まったく能なし

自律もできない

こころのない

人間である

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