自己肯定
私はさ、どうしようもなく他者依存をしないと生きていけないんだ。
自分の故郷と呼べるような魂の還る場所が分からなくて
生まれた場所はもう覚えていなくて
育った場所は違うと否定されて
実家のある場所はよそ者感がぬぐえなくて
どこにも私を肯定する場所が見つからないの。
だからきっと他者に、自分という存在に近しい人に
私の存在を認めてもらおうとするんだろうと思う。
他者依存が過ぎると、その人がいなくなったとき自分がどうしていいかわからなくなる。
自分を保てなくなるんだ。
一人で立つ方法を知らないから。忘れてしまったから。
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