実年齢と精神年齢が伴わないのはどうしてだろう

初めは皆同じだった。

気がつくと周りには誰もいなくなっていて、

いつからか私は一人になっていた。

歩んだ道は同じはずなのに、

いつの間にやら皆は遥か彼方へ行っていた。

焦燥感に駆られ、足を踏み出そうとしたが、

何故か足を動かすことすらできなくなっていた。

待ってくれと、叫んでも

皆には届くことのないこの思い。

周りを見ると、

蔑んだ冷たい目で見つめる先駆者達。


ああ、もうダメなんだ


気づいた時にはもう遅くて、

取り返しのつかない所まで来てしまっていて、

私と彼らの間には、

深い渓谷が広がっていた。

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