可愛い人2

今日も私の枕で寝ていた彼を彼の枕へと誘導する。

寝ぼけている彼は可愛い。そして優しい。


自分の枕に戻った彼にくっつくと、彼は無意識に腕枕をしてくれた。私は嬉しくなって彼の腕から胸の方に頭を動かす。彼の規則正しい心臓の音が私を安心させる。彼が生きている、それはなんと幸せなことだろう。


最近仕事が忙しく、ピリピリしている彼。そんな彼を怖いと思うこともあるけど、それより心配に思う。せめて家では寛いで欲しい。


おやすみ、可愛い人。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る