幕間『レティシア騎士団のゴールド様の評価』
「――しかし、凄かったですよねゴールド様は!」
そんな声を掛け合っているのは、現在イナカダナ村にいる、レティシア騎士団の騎士たちであった。
「ああ! 圧倒的だったな! 正に!」
「B
「ゴールド様は、単に強力な魔法が使えるだけじゃないわよ! C
ゴールドに甘い恋慕の感情を持っているのか、まだまだ年若い少女騎士は、顔を赤らめながら甘えた声で黄金の勇者を語っていく。
「いや! 何といってもゴールド様の凄さを語るには、最後の謎の召喚魔法だろう! あんな魔法知らないぞ!? それにあれ堕天使の亜種じゃないか! それを召喚し完全に使役するなんて神話で語られたルシタニア様みたいじゃないか!」
騎士達は、様々な方向でゴールドを語っていくが、皆に共通するのが命の恩人のゴールドを称える声でした。
(確かにゴールド様の御力は、凄まじく。そして美しいと思うよ)
そんな騎士団の喧騒から少し離れたところで、お茶を飲みながらメイド姫騎士のレティシアは、今後の事に思いを馳せた。
(だからこそ今回のドラゴンアーミーとの戦争は、あの御方の御力無くしては、勝利は、無いとボクは思う)
実際にレティシアは、ドラゴン達と戦って思うところがあるのだろう。
(正式装備じゃ無かったとはいえ、偵察部隊相手に三騎士のボクがこの様じゃ、ピースメーカー王国の全軍を上げたとしてもドラゴンアーミーに対して対抗も難しいよ)
未来の展望をより良くするべく。
レティシアは、思考を重ねながらも夜は更けていく――。
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