奇妙で愉快な夢の置き場

御剣ひかる

サイトに掲載した夢日記

バイオハザードからの(199?年 夏)

 白衣をまとったわたしは、とある研究施設で生物を扱った実験に携わっている。

 その施設は、実験区域と居住区域に分かれており、わたしは実験区域でなにやら研究していた。

 ふと、通路などを映すモニターに不審な影。

 なんだろうと首をかしげていると、非常警報が鳴り響き、同僚があわてて部屋に駆け込んできた。


「ゾンビが出た! 避難するんだ!!」彼は言う。

 わたし達スタッフは取るものもとりあえず部屋から飛び出す。

 廊下を走り、出口に通じる(なぜか)赤絨毯の広い階段を駆け上がっていると、先にあるシャッターが開かれる。


 そこから、大量のゾンビが押し寄せてきた!

 ゾンビどもは散り散りに逃げ惑う人々を襲い始める。

 何とか出口に向かって階段を上っているわたしは、つまずいて転んでしまう。

 もうだめだ! そう思ったときに。


「大丈夫か! しっかりしろ!」


 力強い声。わたしの手を掴み、助け起こしてくれたのは、タクマ・サカザキ!!


 タクマとは、対戦格闘ゲーム「龍虎の拳」シリーズなどに出てくるキャラクターで、白の道着をまとったオヤジキャラ。基本的に渋めなのだが、なにかとギャグにされることも多い。


 なぜタクマ!? よりによって、オヤジ格闘家のタクマなのだ!?

 どうせ格闘ゲームのキャラが助けに来てくれるなら「餓狼伝説」シリーズのテリーがいい、と起きてから思った。


 結局夢はタクマに助けられながら逃げおおせるか、というところで終わった。

 一応、ハッピーエンドといえるのか?


 前半のおどろおどろしいバイオハザードな雰囲気はタクマによってまさに一蹴されたのであった。


 ちなみに、当時通っていたTRPGのサークルでこの話をすると、「タクマか。ひかるさん、枯れてるなぁ」 とコメントされた。

 わたしだって好きでタクマに助けられたんじゃない(泣)。

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