第26話 しばしの沈黙とか

機嫌が悪いテイはしばし黙っていたが

「‥アラシャはやり方が汚いわ それに私の大事な兄さまへの扱い」テイ

その言葉に口元を歪めつつ 髪が短い方 もう一つの世界のアーシュが言う

「ああ、全くだ」否定はしない 当然かも?


「ちょっと、もう一人のアーシュ様 それはあんまりです」アラシャ

「うるさいアラシャ 本当の事だ」きっぱりと言う


今度は彼にとって双子の弟のような存在となった

アシャル、アーシュに向かって一言

「とりあえず元気そうだ 良かった」と言って頭を軽く撫でる

なお、アシャルは黒猫のアラシャに抱き抱えられたままであある。


「ドレス・・似合うな」微妙な言葉 果たして誉め言葉だろうか?

「うっ・・・」一瞬、泣きそうな顔になったり


ぎゃははと笑っているアシャもいる黒猫のアシャ


「にやんこな女官たちのチョイスだ」うめき声のように一言


その言葉ににやんこな女官たち

「はい 私達が愛と 王妃様に相応しく精魂込めて

ドレスに髪飾りを」照れながらルウたち女官 頬が赤い


「あ~あちらのアーシュ様も相変わらず素敵」

「テイ様もアーシュ様も精神体だけど魔力が強いから肉体があるよう・・」

幸せそうな女官たち だが、屋敷の方はかなりのダメージ


ファリ達は言葉もなく ただ、呆然と見ていた。


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