第25話 ツボ?そうして乱入

ガチャン、ガチャ―ン 壊れまくっている御屋敷

「あああ、赤き瞳 

災禍の女神と呼ばれるテイ様のお怒りが激しすぎるにやあ」にやんこな女官たち


「テイさま、あまり興奮されると皺に白髪が・・」

にいいと嫌な感じの笑みを浮かべる黒猫のアラシャ


「あるわけないでしょう!」テイ・・ますますヒートアップ中


「‥‥・」余計な事を言うとますます揉めるので とりあえず黙っているアシャル


大きな国宝級の壺 お部屋の飾りだった壺が魔法で飛ばされる


ぴたりと苦衷で動きが止まる壺


「え‥」テイ「ああ、来られたのですか?」アラシャ


「ああ、そうだ 全く」少年の声


其処には アシャルによく似た 更に眼つきが悪い

赤い鬼瓦を思わせる瞳の少年  古代の時代の服を纏っている


「やっほおお アラシャ」おかっぱで赤いリボンが横の前髪についた黒猫の少女


「テイ・・事情はどうあれ、アシャル、もう一人のアーシュはアラシャの保護にある

テイ、お前もだがな」

口元を歪めつつ彼は‥本来の人生を辿り命を終えた彼、アーシュが言う


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