TS転生したからには……

@seuyuu

【改定版】TS転生したからには……

ふーむ……

どうしたものだろうか?



「「お姉ちゃん大好きー!!!」」



と言いながら抱きついてくる妹2人の頭を撫でながら思い返す……



私がこの様になってしまった時のことを……



~*~*~*~*~



「んぁ?」



俺が気付いた時真っ先に映ってきたのは見慣れた会社の仕事スペースでも、病院でもなく、どこか質素だけど女の子っぽい部屋だった



「え?なんで、こんな所で寝てるの?」



驚き過ぎてベットから落ちてしまったが、今はそれ所ではない

とりあえず絶賛困惑中の俺が状況整理しようt…



バンッ!!!!!!!



この部屋の唯一の出入口であろう、ドアが勢いよく開けられた



「「お姉ちゃん(ぇ)、大きな音したけど大丈夫!?」」



「っ!??」



音のした方に振り返ってみると、そこにはなにやら焦ったような顔をした2人の美少女がいた



「えっ、かわえぇ」(かわぇぇ……)



あまりにも可愛いすぎて思わず声がでてしまった



「えへへ……」「もう、お姉ぇったら朝から大胆なんだから」



そこには嬉しそうに顔を赤らめた美少女達が立っていた



以前では絶対にありえない光景を見た俺は脳の処理が追いつかなくなり、まぁ、簡単に言うと気絶した。



~*~*~*~*~



俺、水野雪奈(みずのゆきな)は元男の現女だ。何言ってんだこいつ?って思うかもしれない『が』これは、本当にマジでガチな話だ。

まぁ、いわゆるTS転生者というわけだ。



私は生前、順当に義務教育を受け、高等学校へ行き大学を卒業し、某企業に就職したはいいものの

その企業がとんだブラック企業だった訳だ。

まぁ、ここまで言えばある程度は予想がつくだろうが、その通り働きすぎで過労死したと思われる



ブラック企業勤めだった自分にとって、百合は唯一無二と言っていいほどの癒しだった。

なので、自分の体が女だと分かった時に【なぜ】という疑問よりも【これで、近くて百合百合してるのを見れる!】という歓喜が大きかったはしかたないことだ



そのまま何事もな…く……?イヤ、何事モナク……

十数年が経ち私は17歳になり、来年度より高校3年生を向かえる。

私にはもう、受験生か……と思うよりも妹達が入学式してくる嬉しさでいっぱいである。



そんなことを考えていたせいか



「お姉ちゃん、なにニヤニヤしてるの?」



と、下の妹に言われてしまった。



「んー、もうすぐ学校始まるでしょ?そしたら、氷華(ひょうか)ちゃんと冬華(とうか)ちゃんもウチの学校に入学式でしょ?だから、嬉しくって…」



「「……」」(ん、笑ったお姉ちゃん可愛いすぎ!!!)



そろそろ、私の愛しい妹達の紹介していいかな!いいよね!ダメって言われてもするからね!!!



いま、私の右隣に座ってる元気いっぱいな明るい感じの笑みを浮かべてるほうが上の妹の水野氷華(みずのひょうか)ちゃん、元気が溢れてるのはいいんだけど、ちょっと抜けてるところもあるから姉としてはちょっと心配……



で、左隣に座ってるキリッとしたクール系の顔立ちの方が水野冬華(みずのとうか)ちゃん、妹の友達からはクールでカッコイイって言われてるけど私は知ってる、冬華ちゃんが好物のケーキを食べてる時とても幸せそうにデレってしてるのがホントにいつもと違って可愛いのよ!



それで、来年から双子だから2人とも新入生として私の学校に通ってくる。

私はそれが楽しみで楽しみでしょうがない!!!

だって、こんなに愛しい可愛い美少女の妹達と毎日一緒に登校出来るんだよ!いいでしょ!羨ましいでしょ!でも、これが姉の特権だい!

あぁ^〜楽しみで仕方がないんじゃ〜



〜side妹's〜



「今日のお姉ちゃん相変わらず可愛いなぁ」



「ん!普段はキレイでかっこいいのに、時たまに見せるあの幸せそうな顔、マジやばい!」



そう、何を隠そう私達は姉である雪奈の事が大好きなのだ!それはもう、将来は近親結婚や同性愛が認められてる国に行こうという計画を日々練るぐらいには……



最初は私と冬華が互いに姉の事が性的に見るぐらいに好きだとは知らなかったが、とある事でお互いにお姉ちゃんが大好きであると分かると、お姉ちゃんを害虫共から守る為に2人で協力する約束をしたのだ。



なぜ、そんな事をするかと言うと私達以外にもお姉ちゃんの事が好きな害虫共がいるから2人で争って害虫に取られるぐらいなら2人で姉を守って幸せになろうと結論に至ったからなのだ!



まぁ、今はそんな事よりも高校生活が楽しみで仕方がないの、愛しい愛しいお姉ちゃんと毎日登下校一緒にいられるし、なによりも!なによりも!

お姉ちゃんの手作り弁当がほぼ毎日食べれるのだ ドヤァ…!

そう、お姉ちゃんが私達の為に、そう『私達だけの為に!!!』お弁当を作ってくれると言うのだ!中学までは給食があったせいで無理だったけど高校生には給食がない!

つまり、弁当か学食かにほとんど別れるのだが

そんな中、愛しい人の手作り弁当を毎日食べれる私達最強では?



入学式が楽しみすぎて待ちきれないよ!

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