第6話童貞恥だし役に立たん
夏休みも折り返し地点を過ぎた朝。買いためた本を消化していた所でチャットの通知が来た。
土「いいニュース聞きたい人ー!」
湯「はーい」
土「なんと!」
土「夏休みの夏期講習の後半が自粛になりまーす!!」
マジか!
俺達の行ってる高校は夏休みなのに夏期講習だの補習だの言って生徒全員を学校に呼んで一日中勉強させるような高校だ、だからこそこのニュースには驚きが隠せない。
安「88888888888888」
安「模試は?」
夏休み終了前にはぜ◯と模試が控えていた
土「延期です」
安「うえーーーい」
嬉しいが夏休み明けの自分の成績が把握できないのは少し怖いのだがどうせ9月にやるから問題ないだろう。自称進学校は模試が多いのだ
安「まぁ夏休みの課題すら終わってないけどね」
土「は?」
こいつやば
因みに俺は全て終わっている
安「え?始業式はいつも通り?」
土「たぶん」
安「しねしねしねしねしねしね」
安「体育祭中止あくしろよ」
土「えぇ」
こいつは青春の醍醐味である学校行事をなんだと思ってるのだろうか
安「話変わるけどに◯はじ見始めたけどキュンキュンしちゃうな^~」
安「土井も(頭の中で)青春しろよ」
土「やだよぉ!」
安「俺は今いい青春してるからさ」
土「イマジナリーは嫌だ!イマジナリーは嫌だ!」
幻想で青春してるのに何故ここまでこいつはイキイキしてるのだろうか。
そのポジティブさは見習いたい所だ。
安「あとお前らにいいこと教えてやるよ」
安「高校生とヤレるのは高校生だけだ」
湯「ま た そ れ か」
安「後悔しないように...じゃあなッ!」
安「まぁこの学校きた時点で詰んでるけど」
土「浮いた話あんま聞かんしね」
俺らのクラスで付き合ってる人はいるがその相手は他クラスの子で、同じクラスで付き合ってるカップルは存在しないのだ。
土「元同級メンツみんな彼女持ってるのによぉ!」
安「同級の情報とかまだ来るんだ」
安「......いいな」
美「あっ」
触れないでおこう
安「なんかに◯はじいろいろ惜し過ぎてはよヤれって思っちゃう」
こいつは段階というものを知らないのだろうか
土「踏切で告白しろ」
安「ぼ...ぼくと...つk🚄」
踏切越しの告白っていいよね、うん。
安「なんかね」
安「第三者目線だとはよ付き合え!って思っちゃうけど自分もこうなりそうだから少しずつダメージ受けてる」
恋する本人は相手がどう思っているのかとか深く考えちゃうからぐいぐいいけないんだよ(経験談)
安「何言ってんだよこのグループ全員だよ」
全員独り身だからね
安「あ、湯崎以外」
湯「なんでだよ」
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