編集済
忖度なしで感想を書きます!にご参加ありがとうございます。
日本語として不自然もしくは誤っている表現が多数ありましたので、まずそれを申し上げさせていただきます。
〉看守は不憫、もしくは残念そうに思いながら、
〉助六が黙っている事に看守は目を吊り上げたが、自分が敵うような者ではないと、溜飲を下げて牢屋の錠を開ける。
↑この辺は、何がおかしいかは書かなくてもおわかりいただけるかと思います。
〉いや、普通の山よりも良い山だ。
↑いい山とは……?
山に連れてこられて異常さに気付いた、その数行後には楽観視している、などなど。この辺にしましょう。
ただ、それらを差し引いても面白かったです(もったいないので、是非今一度読み返し文章を整えていただきたいです)。
ぼくは結構文章で躓くと「もうなんか期待できないから読むのやめようかな」ってなっちゃう口なんですけど。
おどろおどろしい雰囲気で何が待ち受けているのか、気になって最後まで読ませていただきました。
文章を整えるだけで2段階くらい先にいけると思います。もったいないです。
追記
修整バージョンも読ませていただきました。
良くなってると思います(もとのバージョンを完全に記憶しているわけではないのですが)!
厳しいことを言うのであれば……売り物にするレベルで校正するとしたらまだ赤ペンが入る表現はそこそこあると思います。ぼくが言うことでもないとはわかっているのですが。
しかし、とにかく、良くなっているのはわかります。本当に。
小説って難しいですよね。
結局思いついたことを文字に乗せていく手法に絶対の正解なんてないですから。
でもにゃ者丸さんが向かっている方向は少なくとも正しいとぼくは思いました。
差し出がましいコメントに真摯に向き合ってくださってありがとうございます。
作者からの返信
吉沢春様
忖度の感想、誠にありがとうございます。また、文章へのご指摘ありがとうございます。改めて自分の作品を読み返してみると、日本語的に文章的にもおかしい場面が多く見つける事ができました。
吉沢様の感想とご指摘いただいた事から反省し、これからの作家活動に役立てさせていただきます。
確かに………私も文章的に躓くと読む気をなくしますな。でも、それを差し引いても面白いと言っていただけたのが、一番うれしかったです!
もう一度、忖度なしの感想ありがとうございました。
編集済
お待たせしました。まずは企画参加ありがとうございます。
さて、今回は忖度無の評価が欲しいとの事でした。で、あれば当然ながらそのお気持ちに沿えるような批評であればいいのですが……
1.…や―の統一を行いましょう。
まずは、小説のセオリーの指摘から始めさせていただきます。というもの、どの小説も基本からが大事になる為です。勿論、そのセオリーを従う必要は全くなく、当然ながらそれは書き手個人の問題になるので、これに関しては知っておいて損は無い。
程度と思うのが良いかと思われます。
さて、…(三点リーダー)は基本、偶数に統一するという暗黙の了解があります。
にゃ者丸さんの作品には、これが統一されてない面が多数存在します。
2.同一文の多さや二重言語による文章表現
頭痛が痛い…… よく聞く例の二重言語と言うものですね。
とはいえ、二重言語というよりも同じ文が並んでる方が多い為、そちらの指摘のみにさせて頂きます。というのも、私個人は二重言語自体くどいものでなければ良しと思う人なのと、自分自身が気付かない限り指摘されては作風も変わってしまうもの。にゃ者丸さんの作風を崩してまで、リテイクするのは勿体ない。それはにゃ物丸さんが大事にすべきプライドでもある為です。
――以下 指摘部分と切り抜きになります。
看守の口から出た言葉に、助六は思わず自分の耳を疑った。今、この看守は徳川と言ったか?いや、それよりも、天下の将軍たる存在が、この山賊ごときに温情だと?(※ここで、助六の思考が読み取られています。この作品は語り手による第三者視点なのであって、間違っても助六の一人称視点に近いものもしくはそう思ったという感情表現は無い方が良いと思われます)
助六は昔から頭が回る方であったが、今この場においてどのようにすればいいのかも、頭が混乱して分からなくなっていた。(※ここで、語り手の3人称に戻っております。その為、一瞬、あれ?これは謎の語り手による助六と言う人物のお話ではないのか?と、戸惑う部分が見受けられました。)
「(今は、ついて行くしかないか………)」(※間違っても、心の中のセリフに「」を付けてはいけません。あくまで心の中でのセリフは()だけで十分です。もし、心の中で思っていて、かつ口に出てるのであればこの表現もありだと思いますが……)
助六は大人しく山の中に入るしかないのだ。
助六は枷を外され、縄を解かれ、軽く身体を動かして凝り固まった筋肉をほぐす。(※助六は……助六は…… 同じ文章の入り方は、どうしてもくどさを感じてしまう面が強いです。一つの例としてはこうすると読みやすくなるのではないでしょうか?)
例文
助六は大人しく山の中に入るしかなかった。
――少しして、看守が持っている鍵で、枷を外された。※1 そのまま、縄を解かれていき、軽く身体を動かして凝り固まった筋肉をほぐす。
(※1 もし、助六は……と同じ文章を使いたい場合、ここに 助六は、縄を解かれ と書いても不都合はないとは思います。とはいえ、一文の間に何度も同じ文面が並ぶはあまりお勧めしません)
(※文章とは実際に音読もしくは黙読でも良いので読んでみるのをお勧めします。変に突っかかるところが見つかると、自分で読むのも恥ずかしかったりそもそも喋ろうとしても突っかかりが起きてしまう事が多いです)
それらが助六に得たいのしれない恐怖を憑りつかせる。
しかし、助六は自らを鼓舞する。
(※これも上記通り 助六 と言う言葉が並んでしまっている面があります。ここに関しての修正案としては簡単で しかし、自らを鼓舞して山へと登り始めた。とかでもいいです。但し、こうすると、助六は、山の中へと入っていった を無くすかもしくは別の表現にする必要があります。仮にどうしても、このシーンが必要なのであればこうすると良いでしょう)
例文
それらが助六に得たいのしれない恐怖を憑りつかせた。異常な程までの、心の臓が跳ね上がる中、仕方なく自らを鼓舞する。
そうでもないと、気が狂いそうだったからだ。
(※これは一例ですし、何より、この文章では、意味も捉え方も変わってきます。その為、この修正に関してはちゃ者丸さん自身が自分なりの納得いく修正を考える必要があると思われます)
山の中に入るのは久しぶりでも無かったが、一人で山の中を歩くのは随分と久しぶりだ。
(※山に入るのは久しぶりではないのに、一人で歩くのはずいぶん久しぶり……正直、ごっちゃになってしまっています。責めて、文面を分けてみましょう。また、ここだけに関しては言わせてもらいますが、随分と久しぶりは二重言語です。これに関してはさすがに修正する事を非常にお勧めします)
例文
山に入るのは久しぶりでも無い。
だが、一人で山の中を歩くのは久方ぶりだ。(※この後、山の描写を付け足して雰囲気を読み手に感じさせるのもありだったりします)
(※こうすることによって同じ文面を使わないようにかつ、今と昔を表現することが可能です。同一言語がある場合は、決して句読点などを挟んでそのまま流し読み出来るようには作らない方が良かったりする場合があります)
「ああああ………ああああああ………あああああああああああ!!?」
(※襲われて、確かに悲鳴を出す。勿論、悪い表現ではありません。ですが、ここはセリフなしの方が良いと思います)
例文
助六は腹の底から叫んだ。絶叫だ。その声は恐怖に満ち満ちていた。
必死に藻掻き、どうにかして逃げようと思考する。だが、その行動は無に等しい事であった。
幾ら糸を切ろうとして、暴れても解れる気配は無い。それどころか、余計に縛る強さと自らの悲鳴が強くなる一方だ。
そんなみっともなく恐怖によって、叫ぶ助六。
若い住職の男――――否、ヒトでなしの者は睨んで威圧するのだった。
(※これは例にしか過ぎませんし、私自身全てを理解してる訳ではありません。間違った描写であるかもしれない事と同時に他の方にはいや、可笑しいと思われる可能性もあります)
――以上です。
さて、ここまでの内容では批判でしかありません。私は批判が嫌いで、批評は大好きです。当然良い面もあります。
3.文字による情景描写の上手さ
丁寧な表現、そして、間と間における空白置き。web小説においては、読みやすさを大事にする必要がある事。そして、その中でも、描写はかなり上手いと見受けられます。
少なくとも、ここに関しては自信を持っても大丈夫だとは思います。
何より、近況に書かれていたテーマである「悪」とは何なのかを考えさせられる作品でもありましたから。
4.にゃ者丸さん自身がしっかりとこの作品と向き合ってる
今時、珍しいです。忖度無しの評価が欲しいなんて。大体の方々は各々のプライドを持って、目の前の小説に夢中になる中、自分にとって頑張りたいからとそんなわざわざ丁寧に忖度の無い評価が欲しいと願う人は余程、文字がお好きなんだと感じます。そのお気持ち、大事にしてください。
と言った感じで、締めくくらせてもらうのですが、良い作品である事は変わりありません。
自分の作品を大事にしつつ、私のアドバイスの中でも取捨選択を行い、自分にとっての最高の作品を作り上げてください。
間違っても、私の意見=全て では無い事はご理解下さい。ただ一つの小さな意見でしか無いのですから。
以上です。企画参加ありがとうございました。
そして、長文失礼しました
作者からの返信
バタフライ様、企画に参加させていただきありがとうございます。また、忖度なしの評価、誠に感謝しております。
私の至らぬ点をご指摘いただいた事で、この作品がより良いものに生まれ変われる事を確信した次第です。
また、私への批評、誠にありがとうございます。嬉しくて泣きそうです。
分かりやすく例を付けて解説していただき、これから改善していく点を明確に理解できました。
バタフライ様には感謝しかないです。
これからの執筆活動の励みにさせていただきます。
今回は本当にありがとうございました!