#42 初心表明_コピー(1)

【注意】

一部、「創作」と書くべきところを「捜索」と書いてしまう誤字があるが、これはこれで伝えたいことが含まれているので訂正しないでおきます。


 文学フリマ京都という環境に数時間浸り続けたことで、脳の捜索を司っている部分が早く使ってくれとウズいている。

 私は三ヶ月ほど前に仕事とプライベートの忙しさとストレスで捜索をすべて放り出してダウンしてしまった。多くの方に迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ないと感じています。特にサークルの相方と参加させていただいていたアンソロの主催者様には多大なご迷惑をおかけしてしまいました。

 それ以来創作というものを一切してこなかった。書く気になれないというわけではないし、書く時間が全く取れないというわけでもなかった。それでも、キーボードに手を置いた瞬間に何を書いたらいいのか何もわからなくなってしまう。頭の中で起承転結などの展開を組み立てながら文章を出力するという活動全般ができなくなってしまっていた。

 自分の中の何かが壊れてしまったのかなと思った。あまり悲しいとは思わなかったが、なんだか寂しかった。そうして創作から距離をずっと置いたまま、文フリ京都当日となった。 

 会場で創作物を頒布していらっしゃる方と関わり、ギリギリ書ける状況だったときに書いた自分の作品を読み返したりしている中で、そうだよな、自分も書きたかったから書いていたんだよな、と気持ちがこみ上げてきた。

 ひとまずは、自分のことを「怪我人」として再定義し、リハビリを始める。文章作品に最低限必要なものは「タイトル」と「結末」だと思っているので(これは今の自分が持っている根拠のない直感。いずれ考え直したい)、タイトルと結末だけは必ず付けるというルールで文章を書き続けていく。文字数は気にしない。形式も内容も気にしない。とにかく最低限文章作品を書き続けるというリハビリを始めていく。


2022年1月17日



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